縮瞳(しゅくどう)
縮瞳とは、黒目の中央にある瞳孔が、いつもより小さくなっている状態を指します。
明るい場所に出たときや、手元を見るときに瞳孔がきゅっと小さくなるのは、目が光の量を調節する正常な反応です。
一方で、暗い場所でもずっと小さいまま、左右差が大きいときなどは、からだの状態を映し出すサインとして縮瞳が現れていることもあります。
縮瞳とはどんな状態?
一般的に、成人の瞳孔の大きさはおよそ数ミリ程度で、その大きさは周囲の明るさや見る距離によって常に変化しています。
このうち、瞳孔が通常よりも強く小さくなっている状態を「縮瞳」と呼びます。
瞳孔の大きさは、虹彩(こうさい)にある筋肉と、自律神経(交感神経・副交感神経)の働きによって調節されており、これらのバランスの変化が縮瞳として現れます。
正常な場面で起こる縮瞳
縮瞳は、ふだんの生活の中でもよく起こっています。
たとえば、強い光を見たときに瞳孔が小さくなるのは、網膜に届く光の量を減らして目を守るための「対光反射」と呼ばれる正常な反応です。
また、本やスマートフォンなど近くのものにピントを合わせるときにも、調節反応の一部として縮瞳が起こり、細かい文字や形を見やすくしてくれます。
年齢とともに、瞳孔は全体的にやや小さくなる傾向があり、これを「加齢縮瞳」と呼ぶこともあります。
病気や薬によって起こる縮瞳
縮瞳は、病気や薬の影響によって現れることもあります。
たとえば、脳や神経の障害、目の炎症や手術後の状態、自律神経のバランスの乱れなどが原因となる場合があります。
また、一部の点眼薬や内服薬、鎮痛薬・精神科領域の薬などには、瞳孔を小さくする作用をもつものが知られています。
近視・老視との関わり
縮瞳そのものが近視や老視(いわゆる老眼)を直接引き起こすわけではありませんが、瞳孔の大きさは「見え方」に影響します。
瞳孔が小さくなると、カメラで絞りを絞るのと似た効果があり、ピントが合う範囲が広がって一時的にくっきり見えやすくなることがあります。
一方で、光の通り道が狭くなるため、薄暗い場所ではかえって見えにくさを感じることもあります。
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