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第107回眼 メガネをかけるともっと視力が落ちるってホント?

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メガネをかけつつ、視力を落とさない方法

視力を落とさない

【ママ】
「ねえ博士、最後の手段でメガネは使うけど、これ以上はなるべく視力を落としたくないとき、気を付けられることって、あるかしら?」

【博士】
「まず言えるのは、度の強すぎないメガネをかけることです。

メガネの調整度数は、矯正視力で両眼で0.7程度、片眼で0.5程度出ていれば、充分です。」

【ママ】
「あら、そんなものでいいの?

せっかくメガネをつくるんだから、しっかり見えるものを作ったほうがお得みたいに思えるけど。」

【博士】
「いいえ、あまり見えやすくすると、本来の視力で見る力が、どんどん衰えてしまいます。
そして、近くを見る時、目はつらいから、近視を進ませようとするのでしたね。

だから、目を細めないでも対象を見ることができるギリギリのラインで、矯正視力を調整する必要があります。

眼科医でメガネの処方箋を書いてもらうときには、矯正視力で両目で0.7程度、片目で0.5程度になるようにお願いしましょう。」

【ママ】
「へえ、ケンタのお友達のお母さんも、メガネをつくろうか悩んでいるのよ。
この情報も、『近視の悪循環』の話と一緒に今度教えてあげよう。」

【博士】
「それともう一つ。『近視の悪循環』に陥らないためにも”メガネはかけ続けない”というのも、大切なことでしたね。
遠くのものを見るときは、ピント調節のためにメガネをかけます。

でも、本を読むとか、近くのものを見るときには、メガネを外しましょう。

いつもつけっぱなしだと、手元のものを見るときにも、遠くを見るときと同じ状態を目に強いるので、近視が進んでしまうということ、よーく覚えておいてください。

裸眼で見える距離の場合は、なるべくメガネに頼らずに、目の筋肉を使う機会を多くする方が、望ましいと言えます。

極端な例えですが、『メガネは望遠鏡として使う』という意識でいましょう。」

【ママ】
「望遠鏡!そうか、遠くのものを見るときしか、望遠鏡って使わないものね。
これとおんなじ風に考えちゃえばいいのか。

子供にも伝えやすそうね。

『メガネは望遠鏡と一緒なんだからね!近いところを覗いちゃ、ダメよ!』って言えば、すぐ分かってもらえそう。」

【博士】
「加えて、環境づくりも大切ですね。
学校の席が後ろのほうなら、前のほうに移動させてもらえるよう、先生に頼んでみましょう。

それで、メガネなしで黒板を見ることができるようなら、授業中もメガネなしでいることが可能です。」

【ママ】
「な~るほど。
やり方次第で、それ以上視力を落とさないことだって、できるのね。
とにかく、『視力の悪循環』だけは避けなければ…。
今日はいろいろ勉強になりました。」

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