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眼震(眼振)

  • 2015.04.22
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【がんしん】と読みます。
通常、両眼は一体としてバランスをとって動きますが、このバランスがくずれて、意思に無関係に振動する状態を言います。

動き方も左右へ規則正しく振れる「振り子眼振」、一方向にだけ急に振れる「衝動性眼振」などがあります。

視力が弱いことが多いのですが、外から見てハッキリ眼球の揺れがわかっても、本人には感じない場合もあります。

目の異常で起こる場合のほか、耳の前庭器官の異常で起こる場合、 脳の中枢の障害(脳腫瘍、血管障害、多発性硬化症など)から起こる場合があり、目の異常以外の症状を伴う場合には、たいてい耳鼻科や神経内科で診断を受けて見つかります。

ですが、発生の理由が良く分かっていないのが現状です。

近視で眼振がある場合は、まずは近視が進まないように生活改善をしながら、眼震の状態を定期的に見て行く方が必要です。

近くを凝視をする時間が長くなっていないかという観点で、生活習慣を見直すと良いです。

下記にポイントをまとめます。

姿勢はいかがですか?

近業時(近くのモノを見続ける作業時)の姿勢が悪いと、目と対象物の距離が近づいてしまいます。

姿勢が悪い方は、背骨の起点である仙骨(背中側の骨盤の間にある骨)が丸まって腰が落ちているケースが多く見うけられます。
そうなると、自然と背骨全体が丸まりやすくなります。

ですので、仙骨を立てるように使うと、自然と背骨がまっすぐになり、姿勢が良くなります。

その方法として、座骨の2点を意識して座面と接触させ、その2点でバランスをとりながら立つような意識で座ると、自然に腰が入り、背骨が伸びやすくなります。

坐骨ほか

すぐに直らなくても、根気よく取り組んで下さい。
早いうちに、正しい姿勢を身につけられると良いです。

近業時の明るさは足りてますか?

読書や勉強に必要な明るさは、500ルクス以上と言われています。
もし照明に白熱灯をお使いの場合は、光量が足りていないケースがあります。
そのケースでは、デスクスタンドなどで、明るさを補う必要が出てきます。

また、暗いところで、近い距離のモニターを見続けることは、目への負担がとても高いので、できるだけ避けてください。
例として、夜間に車の中での携帯型ゲーム、カーテレビの視聴、読書、スマホなどをするケースが挙げられます。

遠くを見る必要性

日常生活に『遠くを見る必要性』があるということも、大事な要素です。

外で遊ぶ機会が多いといいのですが、もしそのような環境が作りにくい場合は、手軽にできる散策がお勧めです。

特に、自然の多いところで、植物、花、鳥、昆虫などを探しながらぶらぶら歩くのは、レジャーとトレーニングを兼ねた方法として、とても良い方法です。

家族で見つけたものを語り合いながら散策するのが楽しいと、評判です。

精神的なストレスはありませんか?

精神的なストレスが強いと、全身の筋肉が収縮しがちとなって、目の筋肉も収縮しがちとなり、視力低下につながる場合があります。

慣れない集団生活からくるストレス、過密な塾やお稽古ごとなど時間的余裕のないことからくるストレス、両親の不仲など家庭環境からくるストレス、などのケースが報告されています。

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