幼児に適した視力検査方法【字一つ視力検査表】
- 視力アラカルト
- 2015.02.28
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多くの方は視力検査表といえば、平仮名やランドルト環と呼ばれる、1ヶ所が欠けた輪が多く並列している視力検査表、字づまり視力検査表を思い起こされることでしょう。
ですが、字づまり視力検査表は、測定したい視標の上・下の影響で、測定したい視標の囲りの視覚の場を乱すため、特に幼児の視力検査には向かないとされています。
そこで、幼児の視力検査には、字ひとつ視力検査表を用いることがあります。
また最近では、学校検眼でも低学年向けには、字ひとつ視力検査表を使用している学校もあり、3歳児~小学校低学年くらいまでは、字ひとつ視力検査表を使用するのが良いとされています。
字ひとつ視力検査表は、視標を一つずつ見せて視力を測定する方法で、読み分けが困難な場合に利用されます。
また、方向の理解が困難な幼児の場合は、ランドルト環の模型を持たせて表現させることで、測定を行う場合もあります。
なお、字ひとつ視力検査表でも難しい場合は、絵ひとつ視力検査表で代用することもあります。
一般に幼児のうちは、遠視傾向から始まり、成長にともなって徐々に正視から近視へシフトしていきます。
ですが、携帯型ゲームなどの普及により、近くを見る(近業)頻度が多い現在では、正視をあっと言う間に通り越して、近視になる傾向が、非常に高くなっています。
小学生では、裸眼視力1.0未満の割合が全体の28%で、中学生では約50%が裸眼視力1.0未満となっています。
このように、近視の子供が多くなっている現代では、普段から、お子さんの視力検査を定期的に行い、少しの変化も見逃さないことが、近視の早期発見に繋がります。
そして近視傾向が見られた場合は、早期に眼科を受診することをお勧めします。
視力ランドオリジナル 字ひとつ視力検査表
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