角膜
- 目の用語辞典
- 2015.05.07
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角膜(かくまく)とは、強膜(きょうまく)がカバーしていない、約2割の部分を言います。
一般的に【黒目】と言われますが、実は5層(角膜上皮、ボーマン膜、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮)からなる透明な膜で、血管はありません。
この角膜の下にある組織の瞳孔や虹彩が透けて見えるため黒目と言われています。
厚さは中央部でわずか0.5mm程度で、正面から見ると完全な円でなく、わずかな横長の楕円になっています。
目で物を見る仕組みは、この角膜を通過して屈折した光が、眼球後方の網膜に焦点を結ぶことで成り立っています。
角膜は、光をとり入れる採光窓であり、同時にカメラのレンズに相当する部分で、凸レンズの働きをします。