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サイプレジン

  • 2015.04.13
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サイプレジン1%点眼液(サイプレジン)は、散瞳作用を持つ筋肉麻痺剤(主成分:シクロペントラート塩酸塩)です。

仮性近視の治療に用いられる場合は、毛様体を緩ませる目的で処方されます。

最も処方されるケースの多い、ミドリンの調節麻痺は約3~5時間と言われていますが、サイプレジンは約1~3日続くとも言われています。

私どもは、以下の理由から、散瞳剤を用いた近視治療には疑問を持っています。

  • 薬を使って目の筋肉を麻痺させると言う自分以外のものに頼る方法では、それに依存してしまい、それなしでは機能が
    保てなくなりやすいこと。
  • 散瞳剤は目の充血や痛み発熱などの副作用が報告されており、もともと継続的な使用は前提とされていないこと。

そのため、ホームワックのトレーニングをされる場合、目薬を使った治療とは同時に行わないようお願いしています。

せっかく目の筋肉を鍛えるトレーニングをしても、散瞳剤で麻痺させてしまっては、効果が充分に得られなくなってしまうからです。

また、本来自分が持っている機能を引き出す方法のほうが、本質的な問題解決になると考えています。

散瞳剤を用いた近視治療で効果が出る場合は短期で出ますので、ご使用される場合は2週間ほどで結果を見られると良いと思います。

なお、ミドリンの調節麻痺が3~5時間と短いので負担が少なく、検査でも使用されるケースが多いようです。
ただし調節麻痺の時間が短いため、調節緊張が取れない可能性があります。

調節緊張が強い方は、ミドリンでの検査では実際以上に近視の度数が強く出ることがあり、そのまま矯正すると過矯正になる可能性があります。

その為、調節麻痺が1~3日と長く続きますが、過矯正を避けるために積極的にサイプレジンを検査で導入している眼科も多くあります。

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