スマホ老眼
スマホ老眼とは、スマホなど近くを見る作業で目を酷使した結果、目の周りの筋肉が凝ってピント調節ができなくなる症状のことです。
スマートフォンを見たあと、遠くをみるとぼやけたり、手元の細かい文字などが見えないという、スマホ老眼の症状を訴える人が、10代半ば~30代の若い人たちに増えています。
2010年には老眼の症状を訴える15歳~34歳の人は0.3%でしたが、2014年には5.1%に増えています。
パソコンでも同様の症状は起こりますが、スマ―トフォンは、パソコンに比べ、近い距離で、小さな文字を見ることになるため、よりスマホ老眼になりやすい傾向があります。
40代以降になると兆候を感じる人が多い老眼は、加齢によって水晶体が固くなる、毛様体筋が衰えるなどが原因ですが、スマホ老眼は、調節緊張といわれ、水晶体の厚みを調節する毛様体筋が凝って、ピント調節ができなくなる症状です。
症状は一時的なケースが多いですが、そのまま目を酷使しし続けると、毛様体筋が柔軟に働かかくなることでピント調節がしにくくなり、手元用のメガネが必要になるケースもあります。
スマホ老眼を防いだり、症状を改善するには、
スマホの時間を短くする、スマホの画面は30cm以上目から離して見る、目の休憩をとる、まばたきなどの目の運動をするなどの対策が必要です。