
A判定ならさすがに安心か???

「最も危険なB判定!」というお話を、第7回でさせていただきました。
今回は、じゃあ、A判定なら本当に安心できる???
学校検眼だけにまかせておいていいの?
ということについて、考えていきます。
学校検眼の結果がA~Dで評価され、
判定 視力
A → 1.0以上
B → 0.7~0.9
C → 0.3~0.6
D → 0.2以下
という内容になっていることは、第7回で触れました。
また、“B評価は赤信号!”ということもお話しいたしました。
詳しくは、最も危険なB判定!でおさらいしてみて下さい。
さて、「B判定はアウト!」ということをおさらいしたところで、
じゃあ、さすがにA判定なら安心ですよね?ということなのですが…
視力低下を見落とすワナが…

答えは、残念ながら「NO」!
A判定でも、中身はいろいろなのです。
A → 1.0以上
ということは、1.0でも1.5でもすべてA判定である、ということ。
地域によっては、1.2以上は測定しないところもあります。
去年1.5だった視力が、今年は1.0になっていたとします。
それでも、出てくる判定は、両方とも「A」。
1.5→1.0という視力低下の始まりが、これでは見落とされてしまいます。
見落とされたままでは、徐々に低下していくばかりですから、
「A判定だわ、よかった (実際の視力1.5)」
「今年もA判定ね、よかった (実際の視力1.0)」
…放置…
翌年
「えっ、いきなりC判定? ずっとAだったのに!」
「A」「B」「C」という判定だけを見ていると、「C」が出た時点で、突然視力が落ちたかのように感じられます。
実際はジワジワと進行していたわけですが、気づかれずに突然近視を突きつけられてしまう…
結構怖いものがあります。
もう1つ、学校検眼では、保健室などに検眼表を設置して、立ち位置を決めて、というふうに実施することが多いようです。
また、大勢の子どもが1度に検査を受けることを考えると、
1人1人にあまり時間をとってはいられない
自分の順番が来る前に、検眼表を覚えてしまう
など、きめ細かいやり方ができにくく、したがって、結果が正確でないことも…
実際より悪い判定が出たり、逆に良い判定が出たりすることも、考えられるわけです。
グレーゾーンに注意!

つまり、
A判定にも、
“本当に問題なし”である場合
“近視になり始めている”場合
がある、ということ。
2の場合、AはAでも既に”グレーゾーン”に入っているわけです。
大切なのは、ここで近視の兆候を認識できるかどうかなのです。
「A判定でも近視の兆候が出ていることがあるのはわかったけれど…」
「じゃあ、それを知るためにはどうすれば??」
それに役立つデータがあります。
「視力」だけからはわからない、「近視の進行度」を数値で表したもの
「えっ、そんな便利な数値って、あるの?!」
そう思った方、もしかして、前号第20回を読み過ごしたのでは??
いえいえ、大丈夫。今からでも十分間に合います。
「視力」より大事な『屈折度数!?』って何?をお読み下さい。
「屈折度数」のデータを得ることで、”問題なし”のA判定なのか、”グレーゾーン”に突入しているか…を知ることができるということをご理解いただければと思います。
近視は、”早期発見・早期対処”が最大のポイント。
視力がまだ高い間に、近視の兆候をつかむことができれば、それがいちばん効果的な近視予防といえます。
検眼シートをもらっちゃおう

眼科、メガネ店などで、定期的に「屈折検査」をしてもらえば、それに越したことはありません。
小学校時代は視力低下のスピードが速いため、2~3ヶ月に1度のペースで、検診を受けるのが理想的です。
とはいうものの、悪くなっているかわからないのに、定期的に検査に通うのはなかなか難しいもの。
そこでおすすめなのが、『自宅で視力検査だけはしておく』という方法です。
そして、何らかの異常を発見した場合に、急いで屈折検査を受けに行きます。
といっても、どうやればいいの???
その際は、眼育(めいく)総研にお問い合わせください。
無料で家庭用検眼シートと、検眼方法をお送りします。
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「近視スタートサイン」を見逃さない方法

「しかし、私が自宅で測定して、正確に測定できるのかしら…?」
と、ご心配の方もいらっしゃることでしょう。
それでは、自宅で検眼する際の、とっておきの方法をお教えします。
普段の生活の中で、近視のスタートサインを発見するのは、プロではない皆さんにとってはなかなか難しいことと思います。
ですが、検眼中には、目の使い方のクセがとってもでやすいのです。
見るポイントさえわかっていれば、「近視スタートサイン」を意外と簡単に発見して頂くことができます。
まずは、検眼の準備をしましょう。
1)検眼は立って行ってください。その方が、クセがでやすくなります。
自宅検眼では、しゃもじなどを使って片眼を隠しながら、右眼、左眼、両眼の順に検査してみてください。
月に1回程度のペースでやるのが、お勧めです。
2)検眼表は貼りっぱなしにせず、普段はしまっておきましょう。
向きを覚えにくくします。
◆近視スタートサインの発見法◆
検眼している際のお子さんの様子を、次のポイントに従って、観察してください。
☆目の使い方に異常がないか?☆
「細めていないか?」
「見開いていないか?」
「上目づかい・下目づかいになっていないか?」
「顔が正面から見て斜めになっていないか?」
☆リラックスしているか?☆
「肩に力が入っていないか?」
「呼吸はゆったりと行われているか?」
上記の項目に異常が見られず、あくまでもリラックスした状態で、左右それぞれで視力1.0以上、両眼の測定で1.2以上あれば、とりあえず安心して大丈夫。
ただし、左右それぞれの視力の数値が1.0以上でているとしても、
目の使い方にへんなクセがでていたり、身体に余計な力が入っているようだったら…
そんな場合は、それを「近視スタートサイン」と受け止めましょう。
「近視スタートサイン」とは、先ほどの”グレーゾーン”に入っている可能性を示すものです。
その場合は、屈折検査を受けてみることを、お勧めします。
屈折検査データの『6つの数値』(検査時に訊きましょう)と、裸眼視力の数値を、眼育(めいく)総研にメールや電話でお知らせ下さい。
6つの数値とは、左右それぞれの、屈折度数(球面レンズ・Sph)、乱視度数(円柱レンズ・Cyl)、矯正視力の値です。
その数値を元に、現在あなたの近視がどの程度進行しているのか、客観的に無料で詳しく解説いたします。→視力向上可能性判定
屈折検査のデータがあれば、ないときよりも、より詳しく精度の高い判定が受けられます。
まとめ

- 学校検眼の結果を過信しない
- 自宅で定期的に視力検査してみる
- その際、『近視スタートサイン発見法』を使う
近視を食い止めるには、「早期発見」がいちばんです!
早期発見のカギになるのが、自宅での検眼と、『近視スタートサイン発見法』です。
「早期発見/早期対処」の機会を逃さないために…
視力ランドでは、無料で視力向上可能性判定を実施しております。
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