ピンホールメガネって効果はあるの?

震災でメガネやコンタクトを失い、避難する際にとても困ったという声を聞きました。お子様の近視が気になるご両親には、将来的に気になるところですよね。防災グッズで対処すればいいんでしょうか?それとも…
今回は、災害時の心得にも関連する大切なお話を、眼育(めいく)博士がしてくれます。どうぞ、お見逃しなく!
■登場人物■

眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート

30代のワーキングマザー/息子のケンタの視力を回復させたい

9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
ケンタの視力低下がきっかけで、視力のスペシャリスト、眼育博士に相談することになったミドリママ。今日も、眼育博士の研究所に、目の勉強に来ているようです…
ははは、発想としては面白いですね。
ピンホールメガネで見えやすくなるのは、昆虫の目になるからではなく、小さな目になるからなんです。
ピンホールメガネをかけると、小さな穴を通して見るので、目を細めて見るのと同じ効果が得られます。つまり、目が小さくなるんです。
光の入る角度をせばめる効果があり、カメラで露出を絞り、ピントの合う範囲を深くするのと同じ。これをピンホール効果と言います。
防災袋よりも安心できることとは?

しょんぼりと肩を落とすママ。博士はそんなママの肩にやさしく手を置く。
そして、ここからが大事な点ですが、視力が0.1以下に落ちる人の多くは、成長期の間に落ちます。逆に言うと、成長期の間をそれ以上の視力で乗り切れば、20歳以降になってから、視力が0.1以下に落ちる人は、ほとんどいません。
成長期の間を、ともかく最低でも視力が0.2以上の状態で乗り切るだけで、実は相当な財産だということを、多くの方に理解していただきたいですね。
まとめ

◆震災でメガネを失ったとき◆
- ピンホールメガネで見えやすくなるのは、目を細めたのと同じ状態になっただけで、視力が改善するわけではない
- 度を自分で変えられるメガネ“アドレンズ・エマージェンシー”は、緊急時の一時しのぎには良いが、長期使用目的には使えない
- たとえメガネを失っても何とか生活できる視力をキープすることこそ、最も安心な防災対策
- 視力が0.1以下にまで落ちる人のほとんどは、成長期の間に落ちる
- 20歳までに維持した視力が、その人の財産
「早期発見/早期対処」の機会を逃さないために…
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