『アゴパンチ』で正しい距離を!
あなたは、気がつくと猫背になっていませんか?
日本人には、猫背の人が多いと言われています。
そして近視が多いことも知られています。
果たして、猫背と近視に関係はあるのでしょうか?
今回は、「猫背と近視」に関連する大切なお話を、眼育(めいく)博士がしてくれます。
どうぞ、お見逃しなく!
■登場人物■

眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート

30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている

9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
そういえば、ママはやや猫背気味ですね。
そうなんですよぅ。直そうとは思うんですが、なかなか直らなくて。
ケンタくんはどうですか?
実は、ケンタも猫背なんです。
コタツでマンガを読んでいるときなんか、すぐ背が丸まっちゃうんですよね。
(ぼく、そんなに丸まってるかな?)
猫背は前傾姿勢のため、姿勢が良い人に比べて、目が対象物に近付きすぎてしまいます。
どれくらいが、近すぎる距離なのかしら?
それでは、『アゴパンチ法』を使ってみましょう。
えっ、アゴにパンチするんですか?
そう。肘をDSや本など、見ている対象物につけ、手首を伸ばした状態で、拳を作ってアゴを乗せます。
へえ、この距離かぁ~。たしかに、アゴにパンチですね。
このときの目の位置と対象物との距離が、必要な距離になります。手首が曲がらないように注意しましょうね。
帰ったらケンタにも、教えてあげよう♪
姿勢を良くする極意とは?
でも困ったなあ、ずっと背筋を伸ばしているのって疲れるし、猫背ってそう簡単に直せるもんじゃぁないですよ。
背筋に力を入れて、無理に姿勢を良くしようとするのは、間違った考えですよ。
じゃあ、背中に定規を入れたりするのも、ダメかしら?
外側からの力で形を整えようとする考え自体が、間違えています。
むしろ、背筋や背骨周りの力を抜きましょう。
そして、頭の上から糸で吊られた気になってみましょう。操り人形のイメージです。
天井から糸で吊られて動く、あの操り人形ですか?
そう。ぶら~んぶら~んと力を抜いて。
頭上から吊られる感じで、無理せずに重力に沿うことで、自然に姿勢が整うのが理想です。
つまり、重力と、どうバランスをとるかですね。
なるほど。ところで博士、座るときの姿勢の意識も、操り人形ですか?
それでは、座るときの姿勢を良くする極意を教えましょう。
それは、『座骨で立つ』という意識で座るということです。
座るのに立つ???ますます混乱してきました!ところで“ざこつ”ってなんですか?
座骨は、骨の名前です。その前に、仙骨を抑えておきましょう。
背骨の一番下にある、小さい尻尾のような部分が、仙骨です。
仙骨が後ろに傾くと、背骨がバランスを取るために、前に曲がってきます。
つまり猫背ってことね?
そうです。姿勢を正しくするには、背骨を無理やりまっすぐにするよりも、背骨の基点である仙骨をまっすぐにするほうが効果的です。
たしかに、最初の基点が曲がっていたら、その上の背骨も、おかしなポジションになりそうよね。
ところで博士、“座骨”とやらは、いつ出てくるんですか?
イスの座面に手を入れたとき、おしりと太ももの境目のあたりに、左右にそれぞれ一点ずつ、手に骨が当たる場所があると思います。それが座骨です。
やだー、おしりのお肉が厚くって、ちょっとわかりませんがー。
それでは、大体で良いので、指でその辺りを強く押してみてください。手に骨が当たりませんか?
あ、わかりました!やじろべえみたいに、イスの上でおしりを左右にもぞもぞ動かしてみたら、2つの座骨が座面に当たっているのがわかりましたっ。
ははは。おしりでやじろべえ、愉快な見つけ方ですな。
これからは、座るときには、この2本の骨を意識してイスの座面を捉え、2点で立つつもりでバランスをとると、自然と腰が入り、仙骨がまっすぐに立ち上がり、その上の背骨もまっすぐに伸びるんですよ。


すごい!簡単に背筋が伸びたわ。しかもつらくなくて、自然ね。
ぜひ、ケンタくんにも教えてあげてください。
ところで博士、それにしてもこのイスって固すぎない?研究にばっかりお金をつぎ込んで、設備投資するお金がないんじゃないですか?
(ドキ!)ムッホン、失礼な…姿勢のために、あえてこうしてるんですから…
まとめ
◆猫背と近視に関係はあるのか?◆
姿勢が悪いと、対象物に目を近づけすぎてしまい、視力に悪影響を及ぼす。
対象物と目の適切な距離は、「アゴパンチ法」で見つけよう。
■アゴパンチ法とは?■
肘を見ているものにつけ、手首を伸ばした状態で拳にアゴをのせた時の目の位置が、対象物との適切な距離。
座り姿勢を良くするには、背筋を無理に伸ばそうとするより、起点となる仙骨をまっすぐにするほうが効果的。
仙骨をまっすぐにするには『座骨で立つ』という意識が効果的。
- 仙骨…背骨の一番下にある、小さい尻尾のような骨
- 座骨…骨盤の一番下の骨
左右2つある座骨を意識して座面と接触させ、バランスをとりながらその2点で『立つ』ような意識で座ると腰が入り、自然と背骨が伸びてくる。
「早期発見/早期対処」の機会を逃さないために…
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