
はじめに

【ミドリママ(以下ママ)】
「皆さま、こんにちは~。暑い暑い夏休み、どうお過ごしですか~?」
【眼育博士(以下博士)】
「夏休みも残りわずかですね。
お子さまをいろんなところに連れて行ってあげて、素敵な思い出づくりをして欲しいものです。」
【ママ】
「とかいって、暑すぎるから、クーラーの効いたおうちの中で涼んでばっかりになりがちなんですけどね~、とくにうちのケンタは暑がりだから。」
【博士】
「うむ、快適な環境だと、外に出たくなくなる気持ちもわかります。
でも、くれぐれも涼しいお部屋の中でゲーム三昧、なんてことにならないように!」
【ママ】
「はい、わかってまーす~!!
ところで博士、前回のメルマガで公開Q&Aとして取り上げた、『”近視は遺伝なのか?”論争についに決着!?』は、反響すごかったんですって?」
【博士】
「そうなんですよ。
やっぱりそれだけ、”近視って遺伝なの?“という疑問に悩むお母さんたちが多い、ということですね。
たとえば、こんなのがありました。」
“近視は遺伝だけで決まるのではない”ということを、きちんとデータで示してくれて、とても参考になりました。
やっぱり、環境って子供の視力に影響が大きいんだと思いました。(by 高知県 みんみんさん)
【ママ】
「“近視は遺伝だ”っていう考え、なんか論理的じゃないまま一人歩きしてる感じよね。
データを見れば分かる通り、遺伝だけが原因なら、この60年間で近視の子供の割合が5倍になるなんて、おかしいものね。」
【博士】
「その通り!
遺伝だけが原因なら、今も昔もメガネをかけた子供の数は変わらないはず。
ところが、昔に比べて、教室でメガネをかけている子どもはとても増えました。
やはりそこには、環境が大きくかかわっているのです。」
【ママ】
「携帯型ゲームやテレビ、スマホなど、昔にはなかった、“目を酷使させて、近視を進ませるもの”があふれている、この環境こそが問題よね。
それが近視の遺伝子を持っている人の遺伝子スイッチをも押してしまうという最新の考え方も、とても参考になりました。
さて博士、今回も引き続き、例のテーマについて取り上げるのよね?」
【博士】
「はい、今回も、眼育総研が最重要課題として取り上げている
『成長期が終わる20歳を超えるまで、メガネなしでも日常生活が送れるレベルに、視力を維持すること』
についてですが、具体的な話に進みます。
成長期が終わるまでキープしたい、メガネなしでも日常生活が送れる視力のレベルとは、いったいどのくらいなのか?」
【ママ】
「う~ん、なるほど具体的!
目標となる視力が決まれば、行動しやすいわよね。
早く教えてください~!!」
公開Q&A:『大人になってからの視力は、最低いくつあればいいの?』

■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【ママ】
大人になってからの視力は、最低いくつあればいいの?
これって、メガネなしで日常生活が送れる最低限の視力ってことよね。
いくつあればいいの??」
【博士】
「ずばり、左右それぞれ0.5以上です。」
【ママ】
「あれ、1.0じゃないの?
1.0ないと、学校検眼で学校から『要検査』の用紙をもらってくるから、1.0だと思ってたわ。」
【博士】
「学校でも、世間でも、基準とされる視力は1.0となっていますね。
しかしこれは、現実にはそぐわなくなってきている数字です。
子供の近視の割合は、この60年間で約5倍に跳ね上がっているのでしたよね?
小学生では約28%、高校生では約59%という、驚きの割合で近視の子供が増えてきているのです。
昭和24年度の調査では、小学生6%、高校生12%という割合でしたから、今と60年前とでは、状況がまったく異なるのです。」
【ママ】
「たしかに。
平均的な人数がクリアできるのが、基準というものなのに、これじゃ、ほとんどの子どもがクリアできなくなっちゃうわよね。
1.0を基準にしたら、まるで難関大学の合格基準みたいになってしまうわ。
たいへん~!」
【博士】
「だからこそ、眼育総研では、現実的な視点でものごとを考えましょうよ、と主張しています。
学校では、視力が1.0を下回ると大騒ぎしていますが、実際は、左右それぞれ視力0.5以上あれば、メガネなしでほとんど不自由ない生活を送ることは可能なのですよ。
これは法律的にも問題ない数字です。」
【ママ】
「え、法律?どういうこと?そんな法律、あったっけ?」
【博士】
「自動車免許ですよ。
自動車免許を取る時には、眼鏡指定がない場合は、ある程度の視力がないと取得できません。」
【ママ】
「視力がいい場合はそのままオーケーだけど、視力が低い人は、メガネやコンタクトの度を調整して、基準をクリアできるかどうか、判定するのよね。
あれ、もしかして、この基準って…?!」
【博士】
「そうです。
【眼鏡指定】なしで自動車免許をとれる視力を思い出してください。
『両眼で視力が0.7』と設定されています。」
【ママ】
「そっか~、1.0じゃないのよね~、って、でもそしたら、0.5じゃ足りないじゃないの!!」
【博士】
「実はこの0.7というのは、『両眼で測定した視力』なんです。
片眼の視力がそれぞれ0.5あれば、両眼では0.7~0.8が出ます。」
【ママ】
「あ、そっか。だから0.5なのね。
なんだか安心しちゃった!
1.0っていうと、現実にはかなり高い目標だけど、片眼で0.5ならキープできるかもって人、いっぱいいるはずよね。」
【博士】
「『成長期が終わる20歳を超えるまで、メガネなしでも日常生活が送れるレベルに、視力を維持すること』が、ムリなく、現実的に達成できて、かつ意義深いことだとお分かりいただけましたかな?」
【ママ】
「やる気が出てきました!
なんだか、気持ちも軽くなってきたみたい~。」
【博士】
「ただし、左右に視力差がなく、両眼をバランスよく使えていることが前提です。
視力を落とさない努力と並行して、不同視や乱視にならない努力も必要ですよ!」
【ママ】
「了解です!
ところで、『成長期が終わる20歳を超えるまで、メガネなしでも日常生活が送れるレベルに、視力を維持すること』っていう目標のネーミング、決まりそう?」
【博士】
「今回、さっそくいろいろとご提案いただいているのですよ。
うれしいですなあ。
今回いただいた中で、一つご紹介します。
★KES20★
「Keep Eyesight until 20years old」(20歳まで視力を保とう!) by 熊本県のK様から
お~、ワンダフル!!
こういうネーミングが欲しかったのです!
やっぱり、できるだけ覚えやすい名前にして、この考え方を広めていきたいですからね。
しかしまだ、決定はしませんよ!
もっともっと募集したいですね。
読者の皆さま、この目標にネーミングを考えてもっともっとご応募ください!
みごと、ドンピシャな名前をつけてくださった方には、『眼育サプリ』を1年分プレゼント~!! 」
※現在の募集は終了しております。
【ママ】
「熊本県のK様、なかなかやるじゃない~!
ほかにも、いい案が来るといいわね~!
もちろん私の提案した、『目の過矯正撲滅運動』『スローライフノーメガネ運動』も候補に入れてくださいね!」
まとめ

◆◇成長期の目標視力って、本当はいくつがいいの?◇◆
- メガネなしでも日常生活が送れるレベルは、片眼の視力で左右それぞれ0.5以上
- 視力基準1.0は、近視の子供が60年前の5倍に増えている現状にはそぐわない
- 片眼の視力がそれぞれ0.5あれば、両眼では0.7~0.8が出る
- 自動車免許を【眼鏡指定】なしで取れる視力は、両眼での視力が0.7
- 左右であまり視力差がなく、両眼がバランスよく使えることも大切
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