
ゲーム三昧の夏休み
気がつけば、夏休みもあと10日ほど。
お子さん(あるいはご自身)は、ゲーム三昧の日々を送っていませんか?
「外で遊んできて!」と言いたくても、この猛暑ではなかなか難しいですよね。
友達の家に遊びに行っても、結局みんなでゲーム…なんてことも。

そして、帰省が多い夏休み。
移動中はずっとゲーム、
到着しても親戚が集まる部屋の隅で、またゲーム…。

ゲーム=視力低下?本当のところは?
「ゲームをすると視力が悪くなる」とよく言われますが、実はすべての人に当てはまるわけではありません。
ある眼科医によると、携帯ゲームと視力低下の因果関係ははっきり証明されていないそうです。

実際、ゲームをたくさんしていても視力が落ちない子もいます。
でも、多くの人が「ゲームをしすぎると目が悪くなる」と実感しているのも事実。
では、視力が低下する子と、しない子の違いは何なのでしょう?

ここで、目の仕組みを少しおさらいしてみましょう。
ピントを合わせるとき、目の中では「水晶体」の厚みが変わります。
この水晶体を動かしているのが「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉です。
遠くを見るときはリラックス、近くを見るときは緊張。
つまり、近くを長時間見続けると、毛様体筋が疲れてコリのような状態に。
その結果、遠くを見ようとしてもピントが合わず、ぼやけて見える…。
これが視力低下の原因になります。

つまり、毛様体筋をうまくリラックスさせれば、ゲームをしても視力は下がりにくくなるということです!
ゲームをしても視力を落とさない秘訣
視力を落とさない子は、どんなふうにゲームと付き合っているのでしょう?
■時間を区切って、目をリラックス!
ゲームや読書など、近くを見る作業の合間に「遠くを見る時間(=ハーフタイム)」を入れることが大切です。

目の使い方を変えることが目的なので、短い時間でもOK。
30分ゲームをしたら30秒遠くを見る、15分なら15秒、5分なら5秒でも効果あり!
わが家では、キッチンタイマーで30分をセットし、
ゲーム → 遠くを1分見る → ドリル1ページ → またゲーム、というサイクルで1日を過ごしています。

■画面との距離に注意!
携帯ゲームやスマホは特に、画面が顔に近づきがち。
目に負担をかけないためには、ハーモン距離(こぶし一つ分+腕を伸ばした長さ)を意識して。

■正しい姿勢で!
猫背になると、自然と顔と画面の距離が近くなります。
寝転んでのゲームも、左右で視力に差が出る「不同視(がちゃ目)」の原因に。
■明るい場所で遊ぶ!
暗い中でのゲームは、目を酷使する原因に。
部屋の明るさはしっかり確保しましょう。

いくつかのポイントをご紹介しましたが、
要するに「毛様体筋に疲労をためず、こまめにリセットする」ことが大切なんです。
疲労がたまってコリ固まると、やがて視力低下につながってしまいます。

夏休みもあとわずか。
時間がある今だからこそ、視力回復の習慣を始めてみませんか?
視力回復辞典(視力回復の真実)
おすすめタグ
人気記事ランキング

自宅でできる視力回復トレーニング方法を徹底解説


スマホが原因で斜視に?増える”スマホ斜視”とその対策


眼科のワックは効果がないって本当?


ホームワックは効果なし?近視は本当に良くなるの?


学校検眼で「近視」と言われたら──できることから、始めてみませんか?

関連記事

自宅でできる視力回復トレーニング方法を徹底解説

スマホが原因で斜視に?増える”スマホ斜視”とその対策

眼科のワックは効果がないって本当?

ホームワックは効果なし?近視は本当に良くなるの?

学校検眼で「近視」と言われたら──できることから、始めてみませんか?

アムスラーチャートとは?見え方の変化でわかる目の異常

目の健康寿命を延ばす!アイフレイル予防の決定版ガイド

近視は“目の心身症”??