ナイトモード（夜間モード）

スマートフォンやPCなどの画面の色味を夜は暖色寄りにし、明るさを下げる表示設定の総称です。短波長の光（青寄りの光）を相対的に減らすことで、就寝前のまぶしさや体内時計への影響を抑えることをねらいます。

ナイトモードとは？

スマートフォン（iPhone/Android）やPC（Windows/Mac/Chromebook）のOSには、画面を暖色化・減光する設定が標準で備わっています。スケジュール設定で「日の入り〜就寝前」に自動で切り替えも可能です。夜は明るさ（照度）を抑えることが第一の工夫で、色味の変更はそれを補助する役割です。画面を見続ける行為そのものが脳を興奮させて寝つきを悪くすることもあるため、機能のオンに加えて就寝前の使用を控える意識も併せて考えます。

特徴

• 体内時計への配慮：目から入る光は体内時計にとって強い合図です。夜の強い光は時計を遅らせる方向に働くため、就寝前は明るさを下げ、色味を暖色寄りにするのが基本です。
• 色味だけでなく明るさが重要：暖色化は青寄り成分を相対的に減らしますが、画面や室内の明るさが強すぎると効果が限られます。色味変更と減光をセットで。
• 目の病気を守る機能ではない：画面の青色光が目の病気を直接引き起こすという明確な証拠はありません。ナイトモードは「睡眠リズムを乱さないための光管理」という視点で使います。
• 使い方のヒント：日の入り〜就寝の数時間前から自動オン／室内照明も少し暗く・暖色寄りに／通知や刺激的なコンテンツはオフ・控えめにするなど、環境と習慣のセットで運用すると効果的です。

日常のコツ

• 起床後はしっかり光を浴び、就寝前は画面・照明ともに減光する（スケジュール設定がおすすめ）。
• 夜は画面との距離を保ち、長時間の連続使用を避ける。どうしても使う場合はナイトモード＋明るさ低め。
• 寝室だけでなくリビングも色温度を下げる（電球色寄り）と切り替えやすい。

関連用語

• サーカディアンリズム
• ブルーライト
• ブルーライトカット
• 眼精疲労