要点:シリコーンハイドロゲルは、ソフトコンタクトレンズに用いられる素材です。シリコーン成分を含むため角膜へ酸素が届きやすく、装用時間が長くなりがちな環境で検討に値する選択肢となりえます。
シリコーンハイドロゲルとは
ソフトコンタクトレンズの材質のひとつ。従来のハイドロゲルに比べ、シリコーン成分により酸素透過性が高いのが特長です。これにより、長時間の装用や空調の効いた室内などでも、角膜の酸素不足(低酸素)への配慮がしやすくなります。
素材としてのポイント
- 酸素を通しやすい性質があり、夕方の充血など「低酸素由来の負担」を抑えたい人にとって検討材料になりやすい。
- 1日使い捨てから定期交換型まで、各社の設計が存在。ただし本記事は素材の説明であり、特定銘柄の推奨ではありません。
向き・不向きの目安
- 向く人:装用時間が長くなりがち/空調が強い職場や乾燥環境/従来素材で夕方の充血が気になる。
- 向きにくい場合:ややハリ(弾性)のある装用感が苦手/脂質汚れが付きやすい体質・メイク環境/ケアを簡単に済ませたい(定期交換型ではケアが必要)。
注意しておきたいこと
- 素材は万能ではない:酸素透過性が高くても、乾き・装用感・にじみなどをすべて解決するわけではありません。
- 装用時間は守る:「酸素を通すから」といって無理な長時間・就寝装用を続けるのは避ける(医師の指示がある場合を除く)。
- ケアとの相性:定期交換型では、ケア液の種類やこすり洗いの丁寧さで、表面のうるおい感や汚れのつき方が変わることがあります。
まとめ
シリコーンハイドロゲルは、酸素透過性に配慮したソフトレンズ素材です。装用時間や環境によっては検討する価値がありますが、装用感・汚れ・ケアには個人差があります。無理をせず、気になる点が続くときは条件の見直しや相談を行いましょう。
※本ページは一般的な情報提供です。レンズ素材や装用方法の合う・合わないには個人差があります。気になる症状が続く場合は、装用を中止し販売店や専門家へご相談ください。
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