眼帯(がんたい)
眼帯とは、片方の目または両目の上に当てて覆うための道具の総称です。
ケガや手術後の目を保護したり、まぶしさ(羞明)をやわらげるために使われるほか、
弱視の治療で片目をあえて隠す「遮閉(しゃへい)訓練」にも用いられます。
眼帯ってどんな道具?
眼帯は、目とその周囲を覆うことで「守る」「隠す」「光を遮る」役割を果たす道具です。
素材や形はさまざまですが、一般的な医療用眼帯には、コットンなどのパッド部分と、皮膚に固定するためのテープやゴムひもなどが組み合わされています。
目に直接触れずに、やさしく覆うことで、外からの刺激や汚れが入りにくくなります。
日本では「眼帯」という言葉のほかに、弱視治療などで使うシールタイプのものを「アイパッチ」と呼ぶこともあります。
眼帯の主な役割
医療の現場で使われる眼帯には、いくつか代表的な役割があります。
- 目を保護する:外傷のあとや手術のあとに、ほこり・風・衝撃などから目を守るために使われます。
- 光をさえぎる:強い光がまぶしくてつらいとき(羞明のあるとき)に、片眼を覆ってまぶしさを軽くする目的で使われることがあります。
- 視機能の訓練(遮閉訓練)に使う:弱視の子どもでは、よく見えるほうの目を眼帯やアイパッチで一時的に隠し、見えにくいほうの目だけで見る時間をつくることで、視力の発達を促す「遮閉訓練」が行われることがあります。
遮閉訓練(アイパッチ治療)は、日本近視学会の近視研究や、日本視能訓練士協会誌などでも弱視治療の一つとして位置づけられており、海外でも「occlusion therapy」として広く行われています。
どんな種類があるの?
医療用の眼帯には、目的や使う人に合わせていくつかのタイプがあります。
たとえば、弱視治療に使うシールタイプのアイパッチ、メガネの上からかぶせる布製の眼帯、手術後に使う透明な保護シールドなどです。
どのタイプを使うかは、目の状態や年齢、肌の状態などを考慮して、医師や視能訓練士が選ぶことが多く、実際の選び方や使い方については医療機関の指示に従うことが大切です。
眼帯を使うときに知っておきたいこと
眼帯をつけているあいだは、片方の目が使えなくなるため、距離感(奥行き感)がつかみにくくなったり、段差や障害物に気づきにくくなることがあります。特に階段の昇り降りや屋外での移動では、ふだん以上に足元やまわりに注意することが大切です。
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