裸眼視力(らがんしりょく)とは?
裸眼視力は、メガネやコンタクトレンズなどの矯正具を使わずに、そのままの状態で測定する視力のことです。検査室の一般的な距離(多くは5m)からランドルト環などを用いて、どこまで正しく識別できるかを確認します。
測定方法と表記
主にランドルト環方式で測定し、「1.0」「0.8」といった小数表示で結果を表します。幼児の視力検査では、視標を一つずつ見せる「字ひとつ検査表」、老眼など加齢に伴う近見視力の低下を調べる際は、小さなランドルト環や文字を使った近見視力表が用いられます。
測定時の注意点
ランドルト環による視力測定は自覚検査のため、測定場所や時間帯、本人の緊張状態などで結果が変わることがあります。とくに眼科やメガネ店では、初めての場所や担当者に緊張して視力が低く出るケースがあるため注意が必要です。
一方、オートレフラクトメーターなどを使った屈折検査では、赤外線を利用して自動的に度数を測定するため、より客観的な数値が得られます。
矯正視力との違い
矯正視力はメガネやコンタクトを装着した状態での視力で、裸眼視力との比較により「どれだけ矯正具で視力が改善されたか」が分かります。特に学童期は裸眼視力の低下を学校検診で早期発見し、適切な矯正につなげることが重要です。
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