視力検査
視力検査とは、「どのくらいはっきりものが見えているか」を調べる検査のことです。
遠くや近くのものをどの程度細かく見分けられるかを評価し、近視・遠視・乱視などの屈折異常や、
弱視などの早期発見につなげることを目的としています。
視力検査とは?
一般的に「視力がいくつ」というとき、多くの場合は遠見視力(遠くを見る力)を指します。
一定の距離から視力表を見て、決められた大きさ・形のマークをどこまで見分けられるかを調べ、
その結果を0.3/0.7/1.0といった数値で表します。
視力検査は、
- 眼科や眼鏡店などで行う詳しい検査
- 学校健診・3歳児健診などで行うスクリーニング(ふるい分け)
といった場面で広く用いられています。
特に子どもの場合は、弱視や強い屈折異常を早く見つけることが、その後の視力の発達にとって大切だとされています。
主な検査方法
視力検査に使われる視力表(マーク)には、いくつか種類があります。
- ランドルト環(C型のマーク):切れ目の方向(上・下・右・左など)を答える、日本や国際的に標準的な視力検査視標。
- Eチャート:アルファベットの「E」の向きを答える視力表。子どもや、アルファベットが読めない方にも使いやすい方法です。
- 絵視標・イラストの視力表:小さな子ども向けに、丸・星・乗り物などの絵を使った視力表もあります。
検査は通常、片目ずつ(もう一方の目を隠して)行います。
裸眼で測る裸眼視力と、眼鏡やコンタクトレンズを装用した矯正視力をそれぞれ調べることで、
「どのくらい見えているか」と「適切な矯正でどこまで見えるか」の両方を確認します。
子どもの視力検査のポイント
日本では、子どもの視力を守るために、
3歳児健診での視覚検査や、学校健診での視力検査が制度として行われています。
3歳ごろになると、ランドルト環や絵視標を使った視力検査ができるようになり、
弱視や強い屈折異常を早期に見つける大切なタイミングとされています。
日本視能訓練士協会の資料でも、家庭での練習や、子どもが楽しく答えられる工夫の重要性が紹介されています。
また、海外の研究やガイドラインでも、3〜6歳くらいまでのあいだに
定期的な視力スクリーニングを行うことが推奨されており、視力障害の早期発見に役立つと報告されています。
視力の値の見かた
視力の数値は、「どのくらい細かいものまで見分けられるか」を表す目安です。
日本の学校健診などでよく使われるランドルト環の場合、
- 1.0:多くの人が「標準的」と感じる見え方
- 0.7:日常生活には大きな支障はないが、運転免許などの基準と関係することがある値
- 0.3以下:黒板や掲示物が見えづらい、など日常生活で困りごとが出やすいレベル
といったイメージで語られることが多いです。
ただし、同じ視力でも、
- 両目で見ると困りにくい場合
- 乱視や片目だけの弱視など、数字だけでは分かりにくい状態
もあり、数値だけで良し悪しを判断しないことが大切とされています。
日常生活で知っておきたいこと
近年、日本近視学会や国内外の研究から、子どもの近視が増えていることが指摘されており、
屋外遊びの時間が短いことや、近くを見る時間の増加との関連が注目されています。
視力検査は、こうした変化を早めにキャッチするための「きっかけ」になります。
- 学校健診や3歳児健診で「再検査」「要受診」と言われたときは、そのままにせず眼科で相談する
- テレビに極端に近づく・目を細めて見る・片目をつぶるなどの様子があれば、早めに視力検査を検討する
- 結果に不安があるときは、数値だけで判断せず、見え方の困りごとを含めて専門家に相談する
視力検査そのものは数分で終わるシンプルな検査ですが、
近視や弱視などの早期発見・早期対応に役立つ、大切なチェックの機会だと考えられています。
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