黄斑(おうはん)とは?
黄斑は、目の奥にある網膜の中心部に位置する、直径約5.5mmの楕円形の領域です。
この部分は、物を見る際に最も重要な働きをしており、特に細かい文字を読んだり、色の違いを識別したりする能力に関与しています。
黄斑の中心には「中心窩(ちゅうしんか)」と呼ばれるくぼみがあり、ここには高密度の錐体細胞(色や細部を感知する視細胞)が集中しています。
黄斑の主な役割
- 中心視力の維持:黄斑は、視野の中心部分の鮮明な視力を提供します。
- 色の識別:色の違いを正確に識別するために重要な役割を果たします。
- 細部の認識:文字や細かい図形など、細部を明確に見る能力を支えています。
黄斑の構造
黄斑は、以下のような構造に分かれています:
- 中心窩(ちゅうしんか):黄斑の中心に位置し、最も高い視力を提供する部分です。
- 傍中心窩(ぼうちゅうしんか):中心窩の周囲にあり、中心窩を支える役割を持ちます。
- 周辺部:黄斑の外側に位置し、視野の周辺部分の視力を担います。
黄斑に関連する疾患
黄斑は非常に繊細な部分であり、以下のような疾患が発生することがあります:
- 加齢黄斑変性:加齢に伴い黄斑が変性し、視力が低下する疾患です。
- 黄斑浮腫:黄斑に液体がたまり、腫れることで視力が低下します。
- 黄斑円孔:黄斑に小さな穴が開き、中心視力が損なわれることがあります。
黄斑の変化とその影響
黄斑が変化すると、以下のような症状が現れることがあります:
- 物が歪んで見える:直線が波打って見えるなどの視覚の歪み。
- 視野の中心が暗くなる:中心部が暗く感じられる。
- 視野の中心が欠ける:中心部が見えなくなる。
- 視力の低下:全体的な視力の減退。
これらの症状は、黄斑の機能低下によるものであり、特に加齢黄斑変性などの疾患が原因となることがあります。
まとめ
黄斑は、私たちが日常生活で物を見る際に欠かせない重要な部分です。
この部分の健康を保つことは、良好な視力を維持するために非常に重要です。
視界の中心がぼやける、直線が歪んで見えるなどの症状が現れた場合は、早めに眼科を受診しましょう。
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