最大明視距離
最大明視距離は、その人の目がリラックスした状態でピントを合わせられる「いちばん遠い距離」を指します。はっきり見える限界の少し手前の距離で、近視や遠視など目の状態によって変わります。
最大明視距離とは?
ものを見るとき、目の中の水晶体は厚さを変えてピント合わせ(調節)をしています。最大明視距離は、この調節がほとんど働かない、あるいはごく弱い力で保てる範囲の中で「ピントが合うぎりぎりの遠い距離」のことです。ぼんやりとしか見えないほど遠くではなく、「ここまではくっきり見えるが、これ以上遠いとぼやけてくる」という境目の位置をイメージすると分かりやすいです。
特徴と目の状態との関係
最大明視距離は、その人の屈折状態(近視・遠視など)によって変わります。裸眼の近視が強いほど「ピントが合ういちばん遠く」が目の近くになるため、最大明視距離も短くなる傾向があります。一方、適切な度数のメガネやコンタクトレンズで矯正している場合は、「遠く(おおよそ5m以上)」がほぼ調節なしで見える距離とみなされることが多く、最大明視距離もそれに近い考え方でとらえられます。
日常での活用法
テレビやモニターとの距離を決めるときや、「遠くを見る」目の休憩をするときの目安として役立ちます。たとえば、壁に貼ったポスターやカレンダー、テレビ画面の文字などを見ながら少しずつ後ろに下がり、「まだくっきり見えているが、これ以上下がるとぼやけてくる」という位置を探すと、自分のおおよその最大明視距離がつかめます。

眼育総研事務局では、近くを見続けた目を一時的に休ませる「ハーフタイム」のときに、この最大明視距離付近にある目標物を見る方法をおすすめしています。自分にとってピントの合ういちばん遠い距離を見ることで、必要以上に目を凝らさずにすみ、近くをじっと見続けた状態からいったん離れて、調節の負担をやわらげる助けになります。
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