近視性黄斑変性
近視性黄斑変性は、強度近視・病的近視に伴って、ものを見る中心である黄斑の組織が傷んだり薄くなったりすることで、見え方に障害が出る病気です。日本では失明原因の一つとされ、特に働き盛りの世代の視力低下に関わることがあるため、注意が必要な近視の合併症です。
近視性黄斑変性とは?
近視が強くなると、眼球が前後方向にのびて、黄斑のある眼の奥(眼底)が引き伸ばされます。
その結果、網膜やその下にある脈絡膜・強膜が薄くなり、黄斑周囲に萎縮や出血、新生血管(異常な血管)などの変化が起こった状態を総称して、近視性黄斑変性(近視性黄斑症、病的近視による黄斑病変)と呼びます。
原因・起こりやすい人
主な背景は強度近視(おおむね-6Dより強い近視)や病的近視です。眼軸(眼球の長さ)が長い目では、黄斑を含む眼底が機械的に引き伸ばされ、長年の負担で組織が傷みやすくなります。そこに加齢や生活習慣などの要因も重なり、萎縮や脈絡膜新生血管など、さまざまな黄斑病変が出てくることが報告されています。
主な症状と気づき方
近視性黄斑変性では、ものを見る中心部分に障害が起こるため、次のような症状がみられることがあります。
- 視野の中心がぼやける、かすんで見える
- まっすぐな線がゆがんで見える(変視症)
- 真ん中が暗く抜けたように見える(中心暗点)
- 片目ずつ見ると、左右の見え方に大きな差がある
強度近視のある方で、こうした中心部のゆがみ・かすみ・見えにくさに気づいた場合は、早めに眼科で相談することが勧められます。
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