不同視になりやすい人
- 2015.08.20
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こんにちは。眼育(めいく)サポーターの太田です。
お盆休み明けの週、旅の疲れ、仕事の疲れ、夏の疲れがたまってきた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
暑さの厳しい今年の夏、秋が待ち遠しいですね。
先日、近所のコーヒー店に行った時のこと。
そのコーヒー屋さんは、店内の中央に、会議室用みたいに大きなテーブルが置かれています。
その日は、4~5人くらいの人たちが、それぞれ好きな席で過ごしていました。
のんびりとコーヒーを飲んでいると、私の斜め向かいの席に、10代後半と思われるお嬢さんが座りました。
そして、ノートと参考書らしき本をだしてきて勉強を始めました。
店内の照明は、間接照明とスポット照明だけなので薄暗いです。
ついつい、目に悪そうだな…と心配になりました。
さて、しばらくすると、左腕を枕に眠る体勢になりました。
勉強に疲れたのかな…と思いつつ見ると、なんと寝転んだ体勢でノートを書いています。
テーブルに顔を付けたような状態なので、ノート、参考書と至近距離。
目にとっては、とても負担となります。
上記のケースですが、皆さん、どの点が目にとって負担となっていると思いますか?
明るさが十分でないこと、目が見る対象物と近すぎることはもちろんなのですが、
一番心配なのは、左右対称にものを見ていないこと、にあります。
昨今、左右の視力差が大きくある不同視、いわゆるガチャ目の方が増えています。
不同視の場合、両眼のバランスの取れた見方ができないため、立体視能力が低く、例えばスポーツなどで不利になります。
また、良い方の眼が、次第に悪い方の眼にひきづられ、だんだんと近視になっていくケースもよくみられます。
このお嬢さんの場合も、たまたま今日だけであればいいのですが、もし、寝頃がって読んだり書いたりが癖になっているとすると、不同視となってしまう可能性は高いと思います。
これまでにも、不同視の方からのご相談を多くお受けしてきましたが、お話をうかがうと、寝頃がってゲームをする、寝転がって本を読む等の癖のある方が多いです。
皆さんもご注意ください。
不同視について詳しくはこちらも参考にしてくださいね。
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視力回復辞典:放っておくと怖い!「不同視」