遠視度数
- 目の用語辞典
- 2015.05.07
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目の屈折力を表した数値が屈折度数で、近視、遠視の進行度を表します。
遠視の方は、この数値がプラス(+)の値になります。
近視でも遠視でもない状態を正視と言い、目に入ってくる像の光が網膜上で結像して焦点が合います。
この結像がずれると、遠視や近視になります。
網膜の手前で結像する→近視
網膜より奥で結像する→遠視
網膜上を0とすると、手前側がマイナス(-)、奥側がプラス(+)となります。
この時の長さが焦点距離で、遠視が強い人は網膜よりかなり奥で結像する為、焦点距離がどんどん長くなり、遠視度数が大きくなります。
遠視度数は、下記の公式で求められます。
D = 1÷f (m)
D(ディオプトリー):度数を表す数値
f(focal length):焦点距離
m(メートル):焦点距離の単位
1:屈折率で通常は1となります。
例)焦点距離が50cm(0.5m)の場合、上記の公式に当てはめるとD=2となり、遠視度数は+2Dとなります。
0~+2D:軽度遠視
+2D~+5D:中度遠視
+5D~+10D:強度遠視
+10D以上:最強度遠視