網膜
- 目の用語辞典
- 2015.05.13
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眼球の一番内側の膜のことです。
網膜は、角膜や水晶体によってピントが調整された光を受け取り、それを信号に変えて脳に送る働きがあります。
カメラの構造にたとえると、網膜はフィルムに当たります。
網膜は硝子体(しょうしたい)の外側を薄く包むような場所にあり、 厚さ約0.1~0.4ミリです。
網膜を細かくみてみると、10層からできており、内側の9層は「神経網膜」、 外側の1層は「網膜色素上皮細胞」と、呼ばれています。
内側にある神経網膜には、光を感じ取る視覚細胞が無数にあり、この視覚胞が光に刺激されて、明るさ・色・形状などを感受します。
物体の形状認識には、多数の視細胞が刺激される必要があります。
視細胞を大別すると、錐体(すいたい)と杆体(かんたい)の2種類があります。
錐体は光の色や明るさを感じます。この視細胞は昼間の視覚を担当して、主に網膜の中心付近(眼底・黄班部)に多く分布しています。
桿体は、 夜間でも弱い光を感じることができ、網膜の周辺部分に多くあります。(ただ、桿体は色を感じることはできません)