ドライアイ
- 目の用語辞典
- 2015.05.11
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ドライアイとは、涙の量が減少したり涙の質が変わって、目の表面が乾くことをいいます。
ドライアイで悩んでいる方は、日本だけでも数百万人以上いると推定されていますが、 あまり深刻に受け止められていないのが現状です。
涙の役割には、
- 目を保護して、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ
- 目に潤いを与えて、目の表面にキズがつくのを防ぐ
- 目への栄養補給
などがあります。
ドライアイは全身性の病気が原因となって引き起されている場合もありますが、近年になって問題視されているのは、慢性的な目の酷使による目疲れの蓄積です。
スマホやPCなどのデジタル画面を見るとき、モニターをじっと見る(凝視する)必要があります。
このときまばたきの回数が減り、目の表面全体に涙が行き渡らなくなります。
すると、目の表面が乾いて、角膜が傷つきやすくなります。
次のような自覚症状が出たら、ドライアイを疑ってください。
- 目が乾いた感じや重い感じがする
- 痛みがある
- 充血している
- 慢性的な疲労感がある
- 不快感がある
軽いドライアイであれば、ほとんどが長時間スマホやPCなどのデジタル画面を見続けていることが原因です。
そのため、次のような点を日常生活で少し意識するだけで、症状改善が期待できます。
- デジタル画面など近くのものを長時間見続けない
- 近くのものを長時間見続けなければならない場合、適度に「目の休憩」を入れる
- 意識的にまばたきをする
- 室内の空気をきれいにする
- 室内の乾燥を防ぐ
- 夜更かしを防ぐ(早寝早起きなど生活リズムを整える)
- ストレスをためず、精神的にリラックスする時間を作る
ドライアイ対策として市販の目薬を購入するときは、防腐剤の入っていないものの中から、涙と似た成分で作られた人工涙液タイプの目薬を選択するようお勧めいたします。