オルソケラトロジー(Ortho-K)とは?
オルソケラトロジー(通称:Ortho‑K)は、眠っている間に特殊なハードコンタクトレンズを装着し、角膜の形をやさしく矯正しておくことで、日中は裸眼で生活できる視力矯正法です。
■ なぜ注目されているの?
日本近視学会や海外の最新研究では、オルソKが近視の進行を抑える効果が期待できるとされています。また、日本視能訓練士協会も、専門的な装着指導のもとで安全に使えれば、有効な選択肢になると評価しています。
■ 特徴とメリット
- 夜間だけの使用で日中はクリアな裸眼視力が得られる
- レーシックなどの手術をせずに視力矯正が可能
- 屋外活動やスポーツにも支障が少ない
- 近視進行抑制効果が国際的に認められている
■ 留意点
- 角膜の状態によっては適応外になることがある
- 使用中は、定期的な眼科検診が必要
- レンズの管理やケアをきちんと行わないと感染リスクがある
■ 誰に向いている?
オルソケラトロジーは、スポーツなどで日中メガネを使いたくない人に向いています。ただし、角膜を一時的に変形させて視力を矯正する仕組みのため、効果は時間とともに薄れ、毎晩の装用が必要です。
近視の進行を30~60%抑制できるという実績もありますが、あくまで対処療法であり、近視そのものを根本から治すものではないことを理解した上で、生活スタイルに合うかどうかを検討することが重要です。
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