軸性近視
眼軸が長すぎると、水晶体を十分薄くしても、遠くを見た時に網膜の手前でピントが合ってしまいます。
このような近視を軸性近視(じくせいきんし)と呼びます。
眼軸の長さは、遺伝的な要素だけで決まるものではありません。
成長期の生活環境によっても、大きな影響を受けます。
それは、眼軸が18歳くらいまで成長を続けるからです。
ですので、成長期の過ごし方により、眼軸の状態は大きく変わります。
視力が0.1以下の強度近視は、成長期の間になる方が圧倒的に多いのはそのためです。
眼軸は、目のピント調節機能とのバランスの上で、適正かどうかが決まります。
近視は、目のピント調節機能の狂いによって始まりますが、それが長い間続くと、眼軸にまで影響を及ぼします。
そのように考えていくと、目のピント調節機能を正常に戻すことで、眼軸の異常を、それ以上進ませないようにすることができます。
そのため『成長期が終わる20歳を超えるまで、メガネなしでも日常生活が送れるレベルに、視力を維持すること』は、とても重要です。
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