第5回眼 目つき、悪くなっていませんか?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2005.04.13
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今日は、『近視お悩み相談』のお電話を、いつも以上に多く頂いた1日でした。
お電話の中で、「就学前検診を受けて、視力の低下に気がついた。」
という方が、何名かいらっしゃいました。
新入学の季節なんですね。
その中で、印象に残ったのが、「眼科にいったところ、“『立派な』近視です!”と言われ、メガネをかけるように言われたのですが、どうも納得がいかなくて…」
という方のご相談でした。
『立派じゃない』近視って何なんだろうって、ついおかしくなってしまいました。
ちなみに、その方に詳しくお話しを伺ったところ、お子さんはまだまだ視力回復する余地が充分見込める状況でした。
一度メガネを使い始めると、使い始める前よりは、視力回復は難しくなります。
眼科で「メガネ宣告!」を受けた場合でも、まずは無料の近視お悩み相談を、ぜひご利用ください。
できるだけわかりやすく、『納得のいく』回答をお出しいたします。
目を細めるクセを見逃していませんか?
目を細めるクセを、無意識にしてしまう事ってありませんか?
もしくは、気がついたら、怖い目つきでものを見ていたりすることはありませんか?
あまり大したことではないように、思っている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これは近視がかなり進んでいるしるしです。
また、このクセが良くない重大な理由があります。
そこで、今回は目を細めていると、どうなるのかをご説明します。
目を細めると、なぜよく見える?
近視の傾向が出てくると、遠くを見るとき目を細めるようになることがあります。
目を細めると、はっきり見えない距離のものでも、ピントが合いやすくなるからです。
なぜ、ピントが合いやすくなるのでしょうか?
じつは、目の構造に似ているカメラでも、同じ現象があります。
カメラには、「絞り」という機能があります。
絞りは、レンズに入ってくる光の量を調節します。
目を細める事は、カメラでいえば絞りを強くすることにあたります。
絞りを強くすることで、光の入ってくる角度が制限されます。
そうすると、被写体にピントをあわせた時に、その前後にもピントの合っている範囲が拡がります。(カメラの専門用語では、「焦点深度」といいます)
よって、目を細める事は、
- ピントを合わせている位置の前後に、ピントが合う範囲が広がる
- はっきり見える距離が伸びる
- 遠くが見えやすくなる
という現象が生じます。
ちなみに、絞りを弱くすると、この逆の現象が起きます。
カメラの場合は、この現象を利用して、被写体の背景にピントを合わせたり、逆に背景をぼかしたりすることに使われます。
目を細めるということは、この原理によって、遠くのものを見やすくしようとしているのです。