第115回眼 成長期の目標視力って、本当はいくつがいいの?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2014.08.15
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はじめに
【ミドリママ(以下ママ)】
「皆さま、こんにちは~。暑い暑い夏休み、どうお過ごしですか~?」
【眼育博士(以下博士)】
「夏休みも残りわずかですね。
お子さまをいろんなところに連れて行ってあげて、素敵な思い出づくりをして欲しいものです。」
【ママ】
「とかいって、暑すぎるから、クーラーの効いたおうちの中で涼んでばっかりになりがちなんですけどね~、とくにうちのケンタは暑がりだから。」
【博士】
「うむ、快適な環境だと、外に出たくなくなる気持ちもわかります。
でも、くれぐれも涼しいお部屋の中でゲーム三昧、なんてことにならないように!」
【ママ】
「はい、わかってまーす~!!
ところで博士、前回のメルマガで公開Q&Aとして取り上げた、『”近視は遺伝なのか?”論争についに決着!?』は、反響すごかったんですって?」
【博士】
「そうなんですよ。
やっぱりそれだけ、”近視って遺伝なの?“という疑問に悩むお母さんたちが多い、ということですね。
たとえば、こんなのがありました。」
“近視は遺伝だけで決まるのではない”ということを、きちんとデータで示してくれて、とても参考になりました。
やっぱり、環境って子供の視力に影響が大きいんだと思いました。(by 高知県 みんみんさん)
【ママ】
「“近視は遺伝だ”っていう考え、なんか論理的じゃないまま一人歩きしてる感じよね。
データを見れば分かる通り、遺伝だけが原因なら、この60年間で近視の子供の割合が5倍になるなんて、おかしいものね。」
【博士】
「その通り!
遺伝だけが原因なら、今も昔もメガネをかけた子供の数は変わらないはず。
ところが、昔に比べて、教室でメガネをかけている子どもはとても増えました。
やはりそこには、環境が大きくかかわっているのです。」
【ママ】
「携帯型ゲームやテレビ、スマホなど、昔にはなかった、“目を酷使させて、近視を進ませるもの”があふれている、この環境こそが問題よね。
それが近視の遺伝子を持っている人の遺伝子スイッチをも押してしまうという最新の考え方も、とても参考になりました。
さて博士、今回も引き続き、例のテーマについて取り上げるのよね?」
【博士】
「はい、今回も、眼育総研が最重要課題として取り上げている
『成長期が終わる20歳を超えるまで、メガネなしでも日常生活が送れるレベルに、視力を維持すること』
についてですが、具体的な話に進みます。
成長期が終わるまでキープしたい、メガネなしでも日常生活が送れる視力のレベルとは、いったいどのくらいなのか?」
【ママ】
「う~ん、なるほど具体的!
目標となる視力が決まれば、行動しやすいわよね。
早く教えてください~!!」