第63回眼 なぜか語られることのないレーシックの真実!その2
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2009.04.28
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レーシック手術ができない人がいる!?
さて、前回の“レーシック手術”の真実!~その1~では、「成長期のお子様はレーシック手術ができない」ということや、「レーシック手術は歴史が浅く、長期の安全性はわかっていない」ということが、「眼育(めいく)博士」の解説でわかりました。
今回は、レーシック手術のリスクについて、より詳しく聞いていきましょう。
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
※前回までのあらすじ※
ケンタの視力が落ちて、ショックを受けたミドリママ
自宅で視力回復ができるトレーニングツール ホームワックに、興味はあるものの、最近話題のレーシック手術をすれば、別に近視になっても、治せるのでは?と思いつきました。
レ―シック手術が気になり始めたミドリママは、眼育(めいく)博士のもとを訪ね、いろいろ質問しました。
その結果、「成長期のお子様はレーシック手術ができない」ということや、「レーシック手術は歴史が浅く、長期の安全性はわかっていない」ということが、わかりました。
今回も引き続き、眼育博士に、レーシックの事を教えてもらいましょう。
【ミドリママ(以下ママ)】
「レ―シック手術を受けるには、どれくらい費用がかかるんですか?」
【眼育博士(以下博士)】
「日本では、レ―シック手術に健康保険は認められていません。
そのため、治療費はとても高くなります。
自由診療のため、眼科により手術費が違ってきます。
手術費以外にも、さまざまな費用がかかってきます。
一般的には、両目で20万~60万円程度の手術費といわれています。」
【ママ】
「そんなに幅があるんですか。」
【博士】
「眼科によっては、インターネット割引やキャンペーンなどの企画で、両目のレーシック手術を15万円ぐらいで実施すると表示しているところがあります。
ただし、この料金に検査代や定期検診代を含んでいるかどうかは、確認が必要です。
なぜならレーシック手術でかかる費用は、手術費だけではないんです。
そもそも手術が受けられるかどうかを検査する費用や、処方薬の代金、術後の検診の費用もかかります。
これら全てが含まれて費用として表示されている場合と、別に請求される場合があるんです。」
【ママ】
「手術が受けられるかどうかを、検査するんですか?」
【博士】
「はい、レーシック手術の前には、必ず手術が可能かどうかを検査します。
レーシックの手術前検査では、視力、屈折率、眼圧、角膜の形や状態、角膜の厚さ、角膜内皮細胞数、涙の量など、さまざまな項目を調べます。
その結果、重度の近視だったり、角膜の形や厚さによっては、手術ができないことがあります。
特に、角膜が薄い人は難しいようです。
レ―シック手術では、角膜を削ってフラップと呼ばれるフタを作ります。
角膜が薄い人は、このフラップを作ることができないのです。」