第87回眼 近視を防ぐ携帯型ゲーム対策
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2012.03.10
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DS置場をつくろう
子供って、親の目の届かないところですぐ、DSしてしまうものですよね。
いつでもどこでも携帯できる、その手軽さも、DSの利用時間を長引かせてしまう要因のようです。
ここはひとつ、環境づくりをしてみてはいかがでしょうか?
今回は、「携帯型ゲームを長時間させない環境づくり」に関連する大切なお話を、眼育(めいく)博士がしてくれます。
どうぞ、お見逃しなく!
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【ミドリママ(以下ママ)】
「ケンタがニンテンドーDSをやるのをなかなか止められなくて…」
【眼育博士(以下博士)】
「注意しても聞かない、ということですか?」
【ママ】
「いえ、注意すればやめるんです。
でも、知能犯というか、やめたフリして、別の場所でまたやってるんですよ。」
【博士】
「ハハハ。
子供っていうのは、そういうところにはしっかり、知恵が回るものですよね。」
【ママ】
「笑い事じゃないですよ。
リビングでやっているのを見て、止めさせるでしょう?
それで、DSの電源を切ったから、ホッとして洗濯物の片づけをしていたら、今度は和室でやってるんです。
おやつを持っていったら、自分の部屋でやっていたり。
気づいたときには、かなりやりこんでしまった後だったりして。
あの集中力には、ちょっと感心したりもするけれど、長時間やり続けて、目に良いわけありませんよね。」
ケンタのDS熱中にお手上げ状態のママ。
目のことを心配するのも良く分かります。
【博士】
「それなら、環境づくりをしてみてはどうでしょうか?」
【ママ】
「環境づくり??どうやって?」
【博士】
「ニンテンドーDSなどの携帯型ゲームが視力を下げる大きな要因と言われているのは、どうしてだと思いますか?」
【ママ】
「そうねえ…
小さな画面を凝視するからだって、聞いたことがあるけど。」
【博士】
「もちろんそれもあります。
売る側は、凝視させ続けようと、あらゆる知恵を凝らしてゲームを作っていますからねぇ。
でも、携帯できる、という手軽さも大きな要因なんです。
いつでもどこでもできるという手軽さが、利用時間を長引かせてしまっていると思いませんか。」
【ママ】
「たしかに。
じゃあ、その“手軽さ”を無くす環境づくりが必要なわけね。
そうね、じゃあ、使っていい時間以外はカギのかかる引き出しにしまっておこうかしら。
それとも、充電器と本体をアロンアルファで接着するとか?」
【博士】
「ハハハ。
そんなことをしたら、ケンタ君の反抗心を高めるだけですよ。
それよりも、ケンタ君の自由を確保しつつ、遊んでいるときと遊んでいないときを区別する環境づくりが大切です。
たとえば、置き場所を決める。
家の中ではDSは必ず『DS置場』に置くようにしてください。」
【ママ】
「それってどこがいいのかしら?ケンタの部屋?」
【博士】
「この後でも触れますが、自分の部屋はいけません。
ON、OFFの区別がつけにくいからです。
おすすめはリビングです。
それもなるべくママの目につきやすい場所が良いですね。」
【ママ】
「あ、そうか。
チェックしやすい場所を『DS置場』にすれば、ケンタが始めればすぐ目につくわね。」