第91回眼 近視とアレルギーって関係はある!?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2012.06.24
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近視とアレルギーの関係
花粉症を始め、多くの方がアレルギーによる目の痒みで困っています。
近年アレルギーのある方が大変多くなっていますが、それと同時に近視の増加も切実な問題。
もしかして、この2つは関係あるのでしょうか!?
今回は、「近視とアレルギーの関係」を、眼育(めいく)博士が解説してくれます!
どうぞ、お見逃しなく!
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【ミドリママ(以下ママ)】
「先生、ケンタがとうとう花粉症になってしまいましたの。」
【眼育博士(以下博士)】
「そうですか…。
最近は、3人に1人は花粉症と言われる時代ですから、しょうがないかもしれません。」
【ママ】
「そのせいで、視力まで落ちてしまったようで…」
【博士】
「えっ視力まで?目に傷でも入ったんですか?」
【ママ】
「いいえ。
でも花粉症と同時に視力が落ちたということは、アレルギーのせいでしょう?」
【博士】
「アレルギーで視力が落ちるということは、基本的にはありませんよ。
考えられるとしたら、アレルギー性結膜炎により、目を強く掻きすぎて、傷ができたりする場合ですね。」
【ママ】
「病院の先生は、傷ができているとはおっしゃってませんでした。」
【博士】
「それならば、粘膜の腫れや涙のせいで多少見えづらくなっているケースかもしれませんね。」
【ママ】
「たしかに、時々こすりすぎて涙目になってます。」
【博士】
「なるほど。
その場合、まずは、アレルギーに対する対策が必要なようですね。」
【ママ】
「と、いいますと?」
【博士】
「アレルギー対策の基本は、
- できるだけアレルゲンを避ける
- アレルギー反応のもとを抑える
2つです。
眼球は、体の中では、むき出しの臓器であって、常にアレルギーの原因物質である「アレルゲン」にさらされています。
そこで、1の(できるだけアレルゲンを避ける)については、下記のような取り組みが基本になります。
- マスク、メガネ、帽子などを着用してアレルゲンにふれないようにする
- うがいや洗顔で、喉や顔、肌についた花粉を洗い流す
- 掃除をこまめにして、花粉やハウスダストを取り除く
でも、これらは皆さん、結構やっておられる事でしょう。
より大事なのは、2の(アレルギー反応のもとを抑える)ことです。
その方法は、ズバリ、免疫力を高めることです。」