反復低出力赤色光療法(RLRL)
反復低出力赤色光療法は、英語のRepeated Low-Level Red-Light Therapyの頭文字をとって「RLRL」と呼ばれる、赤色光を利用した近視進行抑制法です。
専用機器から出る低出力の赤色光を一定時間、繰り返し眼に照射する方法で、子どもの近視進行抑制について研究が進められています。
「赤色光」とはどんな光?
RLRLで使われる赤色光は、何か特別な成分を含んだ光ではなく、特定の波長を持つ可視光です。
多くの研究では、650nm前後の赤色光が用いられています。
どのように近視進行抑制につながると考えられているの?
RLRLの詳しい作用の仕組みは、まだ完全には解明されていません。
現在は、赤色光による刺激が網膜や脈絡膜などの組織に作用し、眼軸長の伸びを抑える方向に働く可能性が考えられています。
特に、脈絡膜の厚みや血流の変化との関係が研究されています。
そのほか、光生体調節(フォトバイオモジュレーション)やミトコンドリア機能などとの関係も研究されていますが、どの作用がどの程度近視進行抑制に関わっているかは、まだ明確になっていません。
近視進行抑制への応用
RLRLは、近視進行抑制を目的とした方法の一つとして研究・使用されています。
複数の臨床研究で、眼軸長の伸びや近視度数の進行が抑えられたとする報告があります。
一方で、研究期間や使用機器、照射条件などには違いがあり、長期的な評価については今後も確認が必要です。
安全性について分かっていること
これまでの研究では、短期〜中期の安全性について一定の報告があります。
一方で、研究期間は限られており、長期的な安全性についてはまだ十分に分かっていない点があります。
そのため、RLRLについては、近視進行抑制効果だけでなく、安全性についても引き続き研究が進められています。
まとめ
反復低出力赤色光療法(RLRL)は、低出力の赤色光を繰り返し眼に照射し、近視の進行を抑えることを目指す方法です。
赤色光による刺激が網膜や脈絡膜などに作用し、眼軸長の伸びを抑える方向に働くと考えられていますが、詳しい作用機序はまだ完全には解明されていません。
近視進行抑制について有効性を示す研究がある一方、長期的な安全性についてはまだ十分に分かっていない点があります。
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