要点:夜間グレアは、対向車のヘッドライトや街灯などの強い光で生じるまぶしさ・にじみのこと。見え方の質(コントラストや対象の見つけやすさ)を下げたり、不快感を引き起こします。グレアには大きく2種類があります。 視力や視認性を低下させる「障害グレア」と、不快感が主で必ずしも視力低下を伴わない「不快グレア」です。
なぜ起こる?
- 光の散乱・にじみ:白内障などで水晶体が濁ると、入ってきた光が散乱しやすく、光源のにじみ・ハロー(輪)・まぶしさが増えます。夜間運転でとくに自覚しやすい症状です。
- 調節・屈折の誤差/角膜表面の乱れ:乱視やドライアイなどで角膜表面が不正になると、光が均等に焦点を結ばず、ハローやグレアが増えます。
- 瞳孔が大きくなる環境(薄暗さ・夜間):暗所では瞳孔が拡大し、光学収差や散乱の影響を受けやすくなり、障害グレアが増えることがあります。術後や屈折異常の背景では、瞳孔径が大きいほどグレアが強い傾向が見られます。
- 外的条件:濡れた路面や汚れたフロントガラスは光を拡散させ、夜間のグレアを悪化させます。ヘッドライト対向時の視認性低下もよく知られています。
よくある自覚症状
- 対向車のライトがまぶしくて見えにくい・視界が白っぽくなる
- ライトの周りににじみや輪(ハロー)が見える
- 雨天や濡れた路面で標識・歩行者が見つけにくい
- 夜間のコントラスト低下・疲れやすさを感じる
※これらは白内障や乱視、ドライアイ、矯正不足などでも起こりえます。
夜間グレアと関連する目の状態
- 白内障:光散乱によりグレア・ハローが増え、夜間運転に支障をきたすことがあります。
- 屈折異常(とくに乱視)・矯正不足:にじみやハローの原因に。度数の見直しや反射防止コートは有用です。
- ドライアイ:涙の膜が乱れると光が散り、グレア/ハローが悪化します。
- 瞳孔径の影響:暗所で瞳孔が大きい人ほど障害グレアが強くなる傾向があります。
日常でできる工夫
- 視環境を整える:フロントガラス・ミラー・ヘッドライトの清掃、曇り止め。濡れた路面や逆光では速度に余裕を。
- 見え方の土台を整える:最新の度数に更新し、乱視も含めて矯正。メガネは反射防止(AR)コートを選ぶ。
- ドライアイ対策:点眼やまばたき、空調の直風を避ける等で涙の質を保つ。
- 運転時の配慮:メーターパネルの明るさを下げる、前走車のテールランプ付近を見るなどで強い光の直視を避ける。
- 医療的対応:白内障が進行している場合は手術が有効。術後のコントラストやグレアはレンズ種類で特性が異なるため、生活様式(夜間運転など)に合わせて選択します。
こんなときは相談を検討
- 夜間のまぶしさで運転に支障が出ている
- ライトのにじみ・輪が増え、悪化傾向が続く
- 片眼のみ急に悪くなった/視力が落ちた
- まぶしさと共に痛み・視野欠損などの異常がある
※本項は一般情報です。症状が強い/長引く場合は眼科の受診をご検討ください。
関連用語
- ハロー:光源の周囲に見える輪。白内障や多焦点眼内レンズ術後などで出現。
- 障害グレア/不快グレア:それぞれ視機能の低下を伴うグレアと、不快感が主のグレア。
まとめ:夜間グレアは、光の散乱や暗所での瞳孔拡大で起こりやすく、白内障・乱視・ドライアイ・矯正不足などが関わります。環境整備や矯正の見直し、ドライアイ対策で多くは軽減できますが、なお不便が続く場合は、原因の確認をおすすめします。
分類から探す
頭文字から探す
目の用語辞典
おすすめタグ
閲覧ランキング
一過性黒内障
視力検査
眼帯
眼球
角膜潰瘍
関連記事
眼精疲労と肩こりがつらい…その不調、目の使い方が影響しているかもしれません
ドライアイ対策|つらい目の乾きをやわらげるセルフケアと予防習慣
眼精疲労の対策|つらい疲れ目を“ケア+予防”で楽にする対策
スマホが見えにくい…老眼の対策は“早めの対処”から|軽減のコツと環境づくり
子供の近視にショックを受けた親御さんへ|不安な気持ちと向き合う視力ケアの考え方
子どもの近視が将来の眼病につながる?──家庭でできるリスクを減らす対策
目は一生の資産——3分で整えるピント調節 “ピントフレッシュ”のすすめ
学校の視力検査A判定でも油断禁物—近視予防と『ホームワック』活用ガイド



