視神経乳頭
- 目の用語辞典
- 2015.05.13
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視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)とは、眼底の中心(中心窩)より少し内側(鼻側)にあり、網膜で受けた光の情報を束ねて眼球から脳へ送る、つなぎ目の事を言います。
視神経乳頭の中心には凹みがあり、そこから血管や視神経が出入りしています。
この凹みが大きくなると、緑内障になりやすいと言われ、視神経乳頭の陥凹拡大と診断されます。
緑内障は、眼圧の上昇によって視神経乳頭が圧迫されて、視野が狭くなったりする病気と言われてきました。
ですが最近では、眼圧には異常がなくても緑内障と同じように視神経の変化や障害が起きることが多く、これを正常眼圧緑内障と言い、緑内障全体の約8割を占めるとも言われています。