眺視
眺視(ちょうし)というのは、視力ランドを運営する眼育(めいく)総研が、目の使い方を改良する為に作った造語です。
「眺める」という言葉を辞書で引いてみると、
- 視野に入ってくるもの全体を見る
- のんびりと遠くを見る
- 広く見渡す
などと言うように載っています。
この見方こそ、本来の目の構造に適した見方です。
眺めるように遠くのものを見ていれば、何時間使おうが、目は疲れることはありません。
例えば、外で散策しながら歩いている後に、目が疲れたと感じる人はあまりいないはずです。
そのような時は、誰でも眺視ができています。
ですが、近くの物を見るときはどうでしょう。
近くを見るときには、誰でも凝視をしがちになります。
そして、近視になりやすい方は、少々の目の疲れはものともせずに凝視を続けて、環境適応として近視が進行します。
そうすると、ますます近くのモノを見る時に疲れにくくなります。
それに対して、近視になりにくい方は、凝視をしているときの目の疲れに敏感です。
近くの物を見て疲れを感じたら、無意識に視線を遠くの距離に移動し、眺視に戻します。
そのため、近くの距離の物を長時間続けることを、そもそもあまり好みませんし、続ける時も合間に距離の違う物への視線移動を頻繁に入れます。
それは、眺視状態の心地よさを、身体が知っている為とも言えます。