第26回眼 子どもに自覚を持たせる《7つのステップ》第1弾
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2006.04.25
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【ステップ1】100円でできる対策
携帯型ゲーム機が子どもの生活に入り込み、視力にも悪影響を及ぼしている
それに対する策として、ライフスタイルや娯楽のあり方を考えてみることも必要
前回、そんなお話をさせていただきましたが――
具体的な対抗策を講じるためには、やっぱり子どもの自覚が必要。
携帯型ゲームが手強いのは、“携帯できる”アイテムだということ。
親が監視するには限界があります。
そこで今回お送りするのは、『子どもに自覚を持たせる《7つのステップ》』
子ども自身が、視力低下防止のための対策に取り組むようになるためには??
7つの方法やアイテムを、3回に分けて、ご紹介します。
親子のコミュニケーションにも役立つ話題がいっぱい!
ぜひご活用ください。
子どもに自覚を促すための対策として、まずはとても手軽ですぐに試せる方法を、ご紹介します。
まず、100円ショップに行きましょう。
そこで、老眼鏡(=遠視用メガネ)を入手します。
いちばん度の低い「+0.5」がベストですが、なければ「+1.0」のものを選んでください。
それを、お子さんにかけさせてみましょう。
そして、できたらそのまま外へ出かけてみます。
兄弟や友達の反応を見てみるのもよいでしょう。
せっかくですから、親自ら一芝居打ってみるのも手。
大袈裟なくらいに笑ってみせたり、鏡の前に立たせてみたり…
とにかく、周りが過剰なくらいに『反応』して、盛り上げるのがミソです。
これによって、「メガネをかけるということ」がどんなことか、子どもに体験させることができるのですね。
デメリットを感じるメリット
見た目以外にも、わずらわしさ、不便さ…など、実際体験してみなければわからない“メガネのデメリット”が、いろいろあるものです。
たとえば、メガネをかけたままお風呂に入ってみるというのも、おすすめの方法。
メガネはすぐに曇って前が見えなくなります。
日常生活の中の何気ない動作が、メガネをかけていることによってどれだけ不便に感じられるか…
ところで、老眼でもないのに老眼鏡(=遠視用メガネ)なんてかけて、大丈夫なの?? 害はないの??
そんな疑問を持たれる方も、いらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。
近視の方が、わざとピントの合わないようにした遠視用メガネを20分間くらいかけ、調節ができない状態にして検査する方法があります。
これを『雲霧法(うんむほう)』といいます。
近くのものにピントを合わせた状態で固まってしまった眼の筋肉を、本来の状態に戻す目的で使われます。
ですから、近視の方が遠視用メガネをかけることで眼に悪影響があるということはなく、“メガネ体験”のために数十分程度かけておいても、問題はありません。
ただし、ピントは合わないため、車の通る道路に出るときは、外しましょう。
安全には、充分ご注意ください。