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第50回眼 意外!がんばりやさんの目に落とし穴!?

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遺伝の真実!?

遺伝

ときに親子であることが、名乗らなくても一目瞭然なのは、顔立ちや体型が、否が応でも似ているから…

要するに、遺伝ということですよね。

遺伝は見かけに限ったことではなく、体質にも影響するものですが、目に関しても「親が近視だと、子どもも近視になりやすいんじゃない?!」

そういう声をよく耳にします。

しかし実際は、環境要因と関係なく、純粋な体質遺伝による近視の割合は全体の5%というデータがあります。

意外に少ないんですよねー。

ただし、遺伝には「体質」だけでなく、「気質」というものもあります。

「気質」とは、個人の生まれ持った行動特性のことです。
気質と近視には、一体どんな関係があるのでしょうか?

ズバリ!集中力と近視の関係

集中力と近視

「近くのものを長時間見続ける」ことが、近視を引き起こす、大きな要因のひとつであるとお伝えしました。

このことをふまえれば、長時間飽きずに同じことができる…
つまり、「じっくり集中できる」子どもは、目の負担も増えやすいと言えます。

そして、目が疲れているにも関わらず、目の前のことに集中してしまう気質は、自分の身体の声に、鈍感になりやすい場合があります。

そう、近視になりやすい気質というのは、ズバリ『集中型』なんです!

反対に、一つのことに集中できず、キョロキョロと注意があっちこっちにいってしまう子どもは、結果として遠くも近くも適当に分散して見ることになりますので、目の負担が少なくなる傾向にあります。

また、ただ単に集中力がないからだけではなく、目の疲れを敏感に感じ取って、無意識に視点を動かして、目の負担を取っている場合もあります。

同じようにゲーム好きでも近視になりにくい子どもには、このような『散漫型』の子どもが多い傾向があります。

集中力は、勉強においても仕事においても、とても重要とされる能力なのに、目には負担が強いだなんて…

あちら立てればこちらが立たず。なかなか難しいものです。

そうなってくると、やはり気になるのは、わが子の気質。
集中型??? 散漫型??? いったいどっちなのかしら!?

「そりゃ~、机に5分とじっとしてられないんだから、散漫型で決定ね!」

ちょっと待ってください!お母さん。
本当にそうでしょうか?

嫌いなことには「散漫型」でも、好きなこととなるととたんに「集中型」に変貌する、「隠れ集中型」の可能性はありませんか???

ひとつの側面だけで『集中型』かどうかを判断することは、実は難しいのです。

そこで…
お子さんの気質を、ぜひ次の『近視になりやすい気質!?チェックリスト』で調べてみてください!

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