第63回眼 なぜか語られることのないレーシックの真実!その2
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2009.04.28
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100%成功するわけではない
【ママ】
「望んでも受けられない場合があるんですね。」
【博士】
「そうです。
また、レ―シック手術を受けたあと、眼圧によって角膜のカーブの角度が変わってしまうと、再び手術を受けて、調整しなければならないこともあります。
プロゴルファーのタイガー・ウッズも、1度レ―シック手術をしたものの、再調整の手術を受けているんですよ。」
【ママ】
「ということは、1回の手術で終わらない場合もあるんですね」
【博士】
「そうですね。
そして、人によっては1度目はできても、2度目の手術が受けられないことがあります。」
◆レーシック手術はこのように進みます。
【ママ】
「日本では、レ―シック手術を行う眼科が増えているようですね。
それだけ希望する人が増えているんでしょうか。」
【博士】
「そうですね。
でも信頼できる眼科を選ぶのは、なかなか大変です。
現在、日本眼科学会が認める眼科専門医だけが、レーシック手術を行うことができます。
でも、技術や機器の性能は、眼科によって相当違います。
なかには、技術が未熟だったり、最新の機器が使われていなかったり、衛生状態が良くない医院がある、というのも現実です。
少し前に、レ―シック手術を受けた患者が、次々と感染性角膜炎になったという事件がありました。
これは、手術のための専用室を完備していない、衛生管理が不十分なクリニックで手術を行ったのが原因です。」
【ママ】
「きちんとした医院を選ばないと怖いですね…。
レ―シック手術には、後遺症のようなものはあるんでしょうか?」
【博士】
「はい。後遺症といえるものには、いろいろな種類があります。
たとえば、よく報告されているケースは、強度のドライアイや、白目の充血といったものです。
レ―シック手術は、角膜の表面を削る際、神経も遮断されるため、どうしても角膜の表面が乾きやすくなってしまうんです。
このような場合、ドライアイを防ぐには、目薬で、常に水分を補うようにしなければなりません。
また強い近視の人がレ―シック手術を受けると、目のコントラストが低下し、映像がクリアに見えにくくなるという症状が起きることがあります。
さらに夜間に外灯などの光がまぶしく見える“グレア現象”や、光の周りに放射状のモヤがかかっているように見える“ハロー現象”が起こる場合もあります。
これらの後遺症は、すぐに治療をすることで治ることも多いのですが、人によっては、長期にわたって悩まされる場合があります。
でも、レ―シックのリスクは、後遺症だけではないんですよ。」
【ママ】
「え?それはなんですか?」
後遺症以外にも、レーシック手術にはリスクがあるという眼育博士、次回は、その内容を詳しくご案内します!
まとめ
◆なぜか語られることのない“レーシック手術”の真実!~その2~◆
●レーシック手術を受けられない人がいる。
重度の近視の方や、角膜の形や、厚さによって、手術を受けられない人がいる。
特に、角膜が薄い人は難しい。
●100%成功するわけではない。
レーシック手術がうまくいかず、負担の大きい再手術になる場合がある。
眼科の技術や器具によって結果に差がでたり、術後に、ドライアイ、充血、グレア現象、ハロー現象等の後遺症が出る場合がある。
次回も引き続き、知られざるレーシック手術の真実を、ひも解いていきます!
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