第81回眼 目を細めると乱視に!?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2011.08.10
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目を細めることの危険性
「目を細める」というしぐさは、大人にも子供にもしている人はいますよね。
でも、これを続けていると、ある危険が迫っているかも…?
今回は、「目を細めることによる弊害」に関連する、大切なお話を、眼育(めいく)博士がしてくれます!
どうぞ、お見逃しなく!
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
ケンタの視力低下がきっかけで、視力のスペシャリスト、眼育博士に相談することになったミドリママ。
今日も、眼育博士の研究所に、目の勉強に来ているようです…
【ミドリママ(以下ママ)】
「ケンタがテレビを見ているところってね、つい笑っちゃうんですよ。」
【眼育博士(以下博士)】
「おもしろい顔をするんですか?」
【ママ】
「逆、逆。すごいしかめっ面をするんですよ。
まるで、大人が”政治討論会”を見ているみたいなんです。
でもね、ケンタが見ているのは、アニメか、動物番組ばかりなんです。
テレビ画面と表情がまるで合ってないから、おかしくて…。
あれ、おかしくないですか?」
【博士】
「ちょっと笑えませんねえ。」
【ママ】
「え?なぜ??家に来てケンタの様子を見たら、笑っちゃいますよ。」
【博士】
「テレビを見るときに目を細めるのは、近視が進んでいる証拠ですよ。」
【ママ】
「えっ…でも、ときどきそういう人って、いますよね?
そうすれば見えるなら、いいんじゃないですか?」
【博士】
「『目を細める』という行為は、近視の人が無理に遠くを見ようとするときに行うしぐさです。
目を細めると、遠くにピントが合いやすくなるからです。」
【ママ】
「へえ、どうしてそうなるのかしら?」
【博士】
「カメラと同じ原理です。カメラを絞ると、レンズに入る光の量を調節できます。
これと同じように、目を細めると、光の入る角度が制限されます。」
【ママ】
「なんだか難しい話ですね。」
【博士】
「カメラでは、光の入る角度を絞ると、被写体の前後にピントの合っている範囲が広がります。
目で言うと、ピントが合う距離が広がるのです。」
【ママ】
「そうか、だから遠くが見えやすくなるのね。」
【博士】
「このようなわけで、近視の人がテレビや黒板を無理に見ようとするときには、つい目を細めてしまいます。
しかし、あまり目を強く細めることが癖になると、眼球に力が加わり、眼球表面が変形してしまうこともあるので、注意が必要です。」
【ママ】
「なんですって!怖いじゃないの。
それで、視力がもっと落ちるってことかしら。」
【博士】
「それが、乱視の原因となる危険性があるのです。
一度乱視になってしまうと、治すのが難しいため、乱視はぜひとも避けたいところです。」