眼窩(がんか)
- 目の用語辞典
- 2015.05.08
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眼窩(がんか)とは、眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみをの事を言います。
この眼窩の入り口(目の周囲)は丈夫ですが、その奥にある眼窩壁の鼻側~下壁は薄い骨でできています。
そのため、強い圧力がかかると周りの骨は持ちこたえても、その歪みや圧力によって弱い眼窩壁が骨折します。
これを眼窩床骨折(ブローアウト骨折)と言います。
主に拳・膝・ボールなどが当たったときに見られる、特殊な顔面骨折です。
骨折部からは眼窩内の脂肪組織や目を動かす筋肉などがはみ出しますので、眼球陥没や目の動きが悪くなって物が二重に見える症状が出る場合があります。
眼窩の下壁には知覚神経が走っており、損傷すれば頬~上口唇の感覚が麻痺します。
また、鼻をかむと血液の混じった鼻水が出る事もあります。
もし眼部を強く打った場合には、CT検査を受ける事をお勧めします。