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第43回眼 どうなの??オルソケラトロジー

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そんなことって、できちゃうの??

できちゃうの??

突然ですが、皆さんは「オルソケラトロジー」をご存じでしょうか。
なんだか舌を噛みそうな名前ですが…

目の情報を気にかけている方なら、聞いたことあるな~、という感じかもしれません。

すごく興味深々、詳しく知りたいと思ってたところです!
という方は、近視の悩みが切実な状況かもしれません。

では、その「オルソケラトロジー」とは?
ギリシャ語で

  • “オルソ”とは矯正
  • “ケラト”は角膜
  • “ロジー”は療法

を指します。
つなげるとつまり、“角膜矯正療法”ということになります。

これが、近視を矯正する新技術として話題になっているわけですが――
【特殊なコンタクトレンズを使った近視改善法】

ひとことで言うと、それが「オルソケラトロジー」です。
この場合のコンタクトレンズは、普通のコンタクトレンズとはまったく別物です。

もう少し詳しくご説明しますと…

「オルソケラトロジー」は、特殊なコンタクトレンズを夜寝ている間に装着

⇒角膜の形状を変化させ、日中起きている間の近視状態を一時的に矯正する、という治療法です。

コンタクトレズを装着するのは寝ている間だけですから、日中は裸眼の状態で近視が改善されるというわけです。

そんなことって、できちゃうの??
というのが、初めて聞く人にとっては、正直な感想かもしれません。

そんな“ちょっと驚き”の新技術だからこそ、大変注目を浴びている、とも言えるでしょう。

注目を浴びるそのワケは

注目の理由

「オルソケラトロジー」が注目を浴びている理由がもう1つあります。

最新の眼科技術の中で「オルソケラトロジー」は【手術をせずに裸眼視力を向上させる唯一の方法】とされているのです。

ちょっと話が逸れますが…
「レーシック」と呼ばれる近視矯正手術があります。
こちらもまた、話題性の高い新技術です。

が、その方法は、手術で角膜を削ることで視力を向上させるというもの。
実際に受けるかどうかということになると、やはり抵抗感があるのは確かです。

それに比べ「オルソケラトロジー」のほうは、そういった危険性を思わせる抵抗感が非常に少ない――というのが、今注目されているもう1つの理由なのです。

特殊なコンタクトレンズで角膜を”クセづけ”するだけのものですから、やめれば元に戻ります。

この点はデメリットであると同時にメリットである、とも考えられているのですね。

また「オルソケラトロジー」が「レーシック」と大きく異なる点として、子どもでも使用可能である、という点が挙げられます。

施術したら元に戻せない「レーシック」の場合、未成年は基本的に手術を受けられません。
これは、まだ成長段階にあって視力が安定していないと考えられるためです。

その点「オルソケラトロジー」には年齢制限がなく、中には「子どものうちにこそ有効である」と勧める眼科医もいるようです。

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