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第32回眼 話題の栄養素【ルテイン】は目に効く??

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【ルテイン】とはズバリ…

ルテイン

前回は、「ブルーベリー」の本質に迫ってみました。
最近はブルーベリーだけでなく、さまざまな「目に良いと言われる」栄養素が話題になっています。

ここ数年、にわかに脚光を浴びはじめた【ルテイン】という名前をご存知でしょうか?
目の機能や疾患に効果があるとして、話題となっている栄養素です。

ブルーベリーのサプリとセットになっていることが多いため、聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんが、

【ルテイン】という名前を初めて聞く、という方もいらっしゃることと思います。

今回は ”【ルテイン】って何?いったいどんな点が注目されているの??”
そんな話題を中心にお伝えしていきたいと思います。

【ルテイン】とは一言で言ってしまうと、カロテノイドの1つです。

カロテノイドとは緑黄色野菜に含まれる栄養素ですが、その正体は「色素」です。
かぼちゃやにんじんの濃い黄色やオレンジ色、あの色がつまりカロテノイドなのですね。

ですから【ルテイン】も「緑黄色野菜に多く含まれている」ということになります。

特に、ほうれん草やブロッコリーなどに含有量が高いことが知られています。

「ほうれん草やブロッコリーって緑色だけど…?」と思われるかもしれませんが、これは葉緑素の作用によるもの。

かぼちゃやにんじんなどよりも、【ルテイン】の含有量はずっと多いのです。

【ルテイン】の役割

緑黄色野菜

【ルテイン】には強い抗酸化作用があります。

人間の体内では、目の水晶体と、網膜の中心にある「黄斑(おうはん)部」に蓄積されることがわかっています。

この「黄斑部」は、ものを見る機能の中枢といえる、重要な役割を負っている部分です。
何百という光を受容する細胞が存在しています。

それだけに、光に含まれる紫外線などによる「酸化ダメージ」を非常に受けやすい場所です。

そこで【ルテイン】の出番になります。

わかりやすく説明しますと、「黄斑部」が光の酸化ダメージにさらされると、蓄積された【ルテイン】が必要に応じて消費されます。

“酸化”は、過剰になった「活性酸素」が引き起こすと言われています。

「活性酸素」は、目に限らず、体のさまざまな部分や機能を老化させる”悪者”として知られた存在ですね。

この活性酸素による酸化のダメージから目を守ってくれているのが【ルテイン】なのです。

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