第105回眼 不同視についてこれだけは知っておこう!
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2013.11.25
- 9,919 View
公開Q&A:『不同視』
【ママ】
「なるほど、簡単にチェックできるんですね。
それじゃあ、お寄せいただいた質問の中から選んで、公開Q&Aにいきますね。」
片目だけすごく視力が落ちています。なんとか治したいと焦っているのですが、眼育で、片目だけ視力を上げることができますか?
【博士】
「ご心配ですよね。そもそも、眼育は視力の向上のみならず、
- 両眼をバランスよく使っているかどうか
- 見るものを正しく眼でとらえているかどうか
- 目を効率よく使っているかどうか
など、目の総合的な機能を正常に保てるように設計されています。
言ってみれば、目を正しい使い方に導くトレーニングですね。」
【ママ】
「視力検査の数値がよい=目が良い、って思いがちだけれどもそれだけじゃ、健康な目とは言えないってことですね?」
【博士】
「そのとおり。
また、人間の体には、『使う機能はどんどん発達し、使わない機能はどんどん衰える』という法則があります。
このことは、目の機能にも当てはまりますよ。
近くのものばかりを長時間見ていると、それ以外の使われない機能は自然に衰え始めてしまうのです。」
【ママ】
「ということは、近視って、“遠くのものをあまり見なくなったから遠くのものを見る機能が衰えてしまった現象”っていうこと?そう考えると、ちょっとこわ~い。」
【博士】
「だから、衰えてきた機能は活性化させれば良いんですよ。
不同視とは、そもそも、どちらか一方の目に使用が偏っている状態ですから、眼育で両眼をバランスよく使えるようにトレーニングすることは、すごく効果がありますよ。」
【ママ】
「へえ~、近視だけではなく、不同視にもというか、目の機能全般のために使えるってことね。眼育ってすご~い。」
こんな生活環境だと不同視になりやすい
【ママ】
「それから、生活習慣では、不同視になる危険がある生活ってどんなのかしら?
いくら眼育で正しい目の使い方を身に付けても、その他の時間で、不同視を進行させてしまうような目の使い方をしていたらやっぱりダメでしょ?」
【博士】
「ママ、よく気付いてくれました。
不同視は一度視力差が出始めると、その後ますます差が開きやすくなりますからね。
特に、下記のことには、気をつけて下さい。」
- 食卓などで、本人から見て斜めに、テレビが配置されていませんか?
- パソコンやゲームをする時に、斜めの位置に、モニターが設置されていませんか?
【ママ】
「へえ、パソコンやテレビのディスプレイが斜めに設置されてても、不同視になる可能性があるんですか?!」
【博士】
「ありますね。
ディスプレイは目への負担が高いので、斜めの設置で左右の目からの距離が変わると、片方の目だけで追ってしまいやすくなります。」
【ママ】
「早速、おうちに帰ってチェックしてみようっと。」