第112回眼 なぜ眼科で言われる事を鵜呑みにしてはいけないのか?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2014.06.22
- 7,117 View
公開Q&A(1):『学校検眼でC判定…。メガネをつくるべきでしょうか?』
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【ママ】
学校検眼でC判定…。メガネをつくるべきでしょうか?
C判定というと、片目の視力が0.3~0.6という範囲ですね。
メガネを作るかどうか、迷う領域ですね。」
【博士】
「C判定と出たら、まずは眼科に行くことはおすすめします。
でもそれは、必ずしもメガネをつくるためではありません。
まずは、検査をするためです。」
【ママ】
「だって、検査ならもう、学校でやったじゃないの?」
【博士】
「学校は”視力検査”だけですが、眼科では”視力検査”に加えて、“屈折検査”を行います。」
【ママ】
「”屈折検査”って、やったほうがいいですか?」
【博士】
「屈折検査では、屈折度数と乱視度数という2つのデータを調べます。
あごを載せて中を覗き込んで測定する器械、眼科で受診したことがある人なら知っていますよね。
アレでやるのが屈折検査です。」
【ママ】
「あ~、あれね。」
【博士】
「屈折度数のマイナス(-)は近視の度数、プラス(+)は遠視の度数です。
数字が大きいほど、進行している状態になります。
そして、乱視度数は、乱視の程度を示しています。
裸眼視力に加えて、左右の目それぞれの屈折度数と乱視度数、それに矯正視力を合わせた合計8つのデータが揃ってはじめて、近視・遠視・乱視の程度が客観的にわかるのですよ。」
【ママ】
「なーるほど、いきなり”C判定”って言われたらパニクるけど、自己申告制の学校検眼だけじゃ、確かにあてにならないかも~。
まずは正確な現状把握が大切ってことですね。」
【博士】
「そして安易にメガネに頼るのではなく、生活の中でできることはないかを、まずは考えてみましょう。
たとえば、クラスの席順を前の方に替えてもらうなどの、方法もあるはずです。」
【ママ】
「そうよね、まずはできることを実践しなきゃ。」
【博士】
「眼科の検査でわかった8つのデータを医者に確認し、眼育総研にメールや電話で報告して頂ければ、経験豊富な眼育サポーターが、数字の意味や現状の目の状況をわかりやすく解説します。」
【ママ】
「それは素晴らしいわ!
だってこのあいだ行ったお医者さんだって、状態をあまり詳しく教えてくれないんですから。」