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第79回眼 目も運動したがっている!

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目も運動したがっている!

目も運動

「ちょっと、ゲームやりすぎよ!目を休めなさい!」
と注意しながらも、実際、目ってどうやって休ませたらいいのでしょうか?

目を閉じてじっとする?
いえいえ、もっと効果的な方法があります。

今回はそんな「目のリフレッシュ」に関連する大切なお話を、眼育(めいく)博士がしてくれます。

どうぞ、お見逃しなく!

■登場人物■

【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート

【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている

【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚

【眼育博士(以下博士)】
「それにしても、ママは熱心ですね。
ケンタくんの近視を改善するために、努力していらっしゃる。」

【ミドリママ(以下ママ)】
「そうですか、えへへ。
博士にいろいろ教えてもらって、ケンタの目を守ろうと思っています。」

【博士】
「おうちでは、どんなことに気をつけているんですか?」

【ママ】
「そうですね、目を酷使する時間の制限をしています。
ゲームもテレビも、ほっとくと、いつまでもやり続けますから。
それぞれ1日1時間までを徹底しています。」

【博士】
「なるほど。
近い距離にある画面を凝視する時間を制限するのは、大切ですね。」

【ママ】
「そうなんです、ケンタったら、DSをしてるときなんか、文字通り“凝視”してる感じです。」

【博士】
「そんな時は、時間の制限と併せて目の体操をすると、近視の改善には、より効果的ですよ。」

【ママ】
「え、目の体操?」

【博士】
「そうです。
DSをはじめとする携帯型ゲームは、目が近くのごく狭いスペースに、固定(ロックオン)されてしまいます。

これは、スマホやパソコンでも同じです。
狭いスペースから目が動かない、まさに『凝視』の状態となります。
ところで、『凝視』は、『凝っている目(視)』とも読めますね。」

【ママ】
「ああ、言われてみれば、そうですね。

『目を凝らす』っていう意味と、『目が凝る』っていう状態を、両方あらわしているのかしら?」

【博士】
「良いところに、気がつきましたね。
体と同じく、目も長時間動かさないと、凝ってきます。
当然、目も『動きたい!』と思います。

でも、テレビやゲームをしているときは、そちらに集中しているので、そうした目の“SOS”に気づかず、そのまま続けてしまうのです。」

【ママ】
「それってなんだか、目がかわいそう。」

【博士】
「そう、まさに“かわいそう”ですよね。
脳に無視され続けると、目の『動きたい』というSOS信号は、だんだん小さくなっていきます。

そして、目の感覚がますます鈍くなり、『動かしたい!』という本能的な欲求を、全く感じなくなります。」

【ママ】
「そんな状態になったら、いくらでもゲームを続けてしまって、近視がますます進行しそう。」

【博士】
「その通りです。
そんな状態を招かないためにも、目の体操が必要です。」

【ママ】
「その体操法、ぜひ教えてください♪」

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