第8回眼 近視になりやすいのは○○型!
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2005.07.25
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こんにちは。
昨日は珍しく肌寒かったですが、ここのところ、30度を超えるくらいの真夏日が続いていました。
私が子供の頃は、「子供は、日光にあてて育てなさい」という時代で、毎日のように、外で遊んでいた記憶があります。
しかし、近頃はそれとは正反対に、「日光には当たらない方がいい」というのが、世間の常識になってきていますよね。
その理由のひとつに、フロンガスの影響でオゾン層の破壊が進み、紫外線が増えた事があげられます。
ですが、だからといって躍起になって日光を避け、屋内にこもるのも問題です。
というのは、目は本来、太陽光線の下でものを見るように作られているからです。
蛍光灯や白熱灯などの人工的な光のもとで、テレビやパソコンのモニターなど、これまた人工的な光を長時間見る作業をすることは、目にとってかなりのストレスです。
人間の成り立ちを考えたときに、あまり神経質に日光を避けることは、かえって自分たちのバランスを崩してしまいます。
皆さんも、外で大いに遊び、適度に日光を浴びて、夏を謳歌してくださいね。
近視って、なんか不公平?
眼育(めいく)総研の『近視お悩み相談』には、連日たくさんのご相談が寄せられています。
その相談の中で時々でてくるのが、
「なぜ、近視になりやすい人と、なりにくい人がいるのですか?」という疑問。
「隣の子はうちの子と同じようにテレビゲームをしたり、漫画を読んだりしているのに、どうしてうちの子は近視で、あの子は違うのかしら?」
こんな疑問を抱いたことはありませんか?
そして、そのことを不公平だと感じたことはありませんか?
確かに、同じように近視になりそうな生活を送っていたとしても、世の中には、近視になりやすい人と、なりにくい人がいます。
遺伝性近視の本当の意味
そのような場合に挙げられるのが、遺伝という原因。
ご両親ともに近視で、お子さんも目が悪くなると、「これは遺伝に違いない!」と思う方も多いことでしょう。
ですが「遺伝による強度近視は、全体の5%」と言われています。
体質的な遺伝による近視の確率は、意外と低いのです。
しかし、その遺伝というものを、
「体質」の遺伝ではなく「気質」の遺伝として捉えればどうなるでしょう。
「気質」とは、個人の生まれもった性質のことを指します。
実は「体質」よりも、この「気質」の遺伝こそが、近視に大きな影響を与えているケースがみられます。
ではどのような「気質」の方が、近視になりやすいのでしょうか?
近視になりやすいのは○○型!
近視になりやすい気質とは、ずばり【集中型】です。
集中力があることは、一般的にはメリットの高いこととされています。
「うちの子は集中力がなくて…」とお嘆きのお母さんもいらっしゃることでしょう。
ですが、こと近視に関して言えば、興味のあることに没頭するタイプの方は近視になりやすいのです。
興味の対象が、スポーツなど、あまり目に負担がかからないことであれば良いのですが、近くを凝視することに没頭することは、目にとって大きな負担となります。
夢中になってマンガを読み続けたり、携帯型ゲームに夢中になったりして、近くのものをひたすら見続けたりしていませんか?
そのような行為を日常的に続けていると、近視は急速に進行していきますので、要注意です!