第28回眼 子どもに自覚を持たせる《7つのステップ》第3弾
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2006.05.15
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前回までのおさらい
目の重要性をなかなか理解できない子どもに、自覚を促して視力低下防止につなげていくために、できることとは??
そんな観点から、すぐに実践できることから順番にステップとしてまとめた実践ノウハウ――そんな《7つのステップ》を、2回にわたってお送りしてきました。
『第1弾』
【ステップ1】
「メガネをかけるとは、どういうことか」を体験させる
100円ショップで買える老眼鏡を使わせてみる
【ステップ2】
メガネ体験を糸口に、想像力を広げながら親子で会話を。
「メガネはどれだけ不便か」⇒子どもが感じたことを聞いてあげる
『第2弾』
【ステップ3】
リビングに携帯型ゲームの『置き場』を決める
家の中では、使わないときは携帯型ゲームは必ず『携帯型ゲーム置き場』へ
自分の部屋に持ち込ませない
【ステップ4】
携帯電話のカメラやムービーで、ゲームをしているときの子どもの姿を撮る
どのような姿勢になっているのか、第3者の目で見せてみる。
自分の姿勢について、自覚的に考えるきっかけを与える
【ステップ5】
子どもに他の子の姿勢の「チェック係」をさせてみる
注意される側から、注意する側に立場を逆転
「人の姿勢を見る」ことで、いつの間にか姿勢について「気づき」が生まれる→自覚につなげる
今回は、いよいよ締めくくりとして『子どもに自覚を持たせる《7つのステップ》第3弾』★ステップ6~7をお送りします。
ちょっと復習…「ハーフタイム」と「眺視(ちょうし)」って
今や普及率80%以上ともいわれる携帯型ゲーム機。
この危険な「近視製造機」に対して、視力低下予防の点から、対抗策は?
- 『ハーフタイム』をとる
- 『眺視(ちょうし)』の時間を増やす
という2つのことを、今までにご紹介してきました。
携帯型ゲームって本当のところどうなの!?に詳細があります。
ぜひご覧下さい!
ここでもう1度、簡単にその内容をおさらいしておきます。
1)目のハーフタイム
「近くのものをみる作業」の合間にはさむ、「遠くの違う距離のものを眺める」時間が、『ハーフタイム』です。
5~30分毎に、わずか5~30秒でOK。
「凝視」を続けさせないために、眼の使い方を変えることが目的ですから、時間は短くても良いのです。
その代わり、細切れにいれるようにします。(→「凝視」を長時間続けることが、近視の最大の原因です)
5分間近くの物を見る作業をしたら、5秒の休憩をはさむ。
10分間で10秒、15分間で15秒…といった要領です。
凝視の時間を細切れにすればするほど、効果があります。
2)『眺視』(ちょうし)をする
目を凝らして見つめる「凝視」に対して、広い範囲や遠くを「眺める」という目の使い方。
これを、眼育総研では『眺視(ちょうし)』と呼んでいます。
これは、本来の目の構造に沿った使い方です。
眺めるようにものを見るときは、目が自然にリラックスしている状態です。
散歩した後に、目が疲れる人っているでしょうか?
なかなかいないですよね。
目の本来の構造に沿った使い方をする限り、目は疲労しにくいようにできています。
現代の、近くの距離を凝視する時間が長い生活は、目にとっては全く想定外なのです。