第40回眼 日常生活の”ちょっとしたひと工夫”で、目のヒーリング!
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2006.10.10
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はじめに
朝晴れていても、午後から雨が降りそうな日。
普通の傘を持ち歩くと、目的地に着く頃には無くしてしまっていた…
ということが起こりがちですよね。
そこで便利なのが、折りたたみ傘です。
最近は、広げるのもたたむのもワンタッチ式、という便利なものも登場していて非常に重宝――と思っていたところ、こんな気になるニュースがありました。
「ボタンを押すと自動的に開く折り畳み傘を開閉する際、バネの力で柄が勢いよく飛び出し、けがをする事故が5年間で計5件起きていることが8日、国民生活センターの調べで分かった。
同センターによると、大阪府41歳の女性が折り畳み傘をしまおうとした際、突然柄が伸び、左目に当たった。
今も瞳孔が開き、まぶしさを感じるなどの後遺症があるという。
他の4件も女性や子どもの事故だった。
同センターは、取り扱いに注意するよう呼びかけている」(読売新聞記事より)
読売新聞では、後日にも『自動折りたたみ傘でけが 開閉顔から離して』と、注意を呼びかける記事を掲載しています。
また、別の新聞によれば、事故を起こしたのと同型の傘を使って検証実験を行ったところ、勢いよく飛び出した柄でアルミ缶がほぼ完全につぶれた――という、大変な結果がわかったとも書かれています。
問題となっている「ジャンプ式」の折りたたみ傘は、現在は販売されていないそうですが、同じような機能を持つ「自動開閉式」の傘は、今も年間40万本が売られているといいますから、注意が必要でしょう。
特に、子どもには自動開閉式の傘を持たせないようにしたり、人の顔に向けて開閉操作をしないことをよく確認しておくなど、扱いには十分に配慮したいものです。
さて、直近2回にわたって“めのび”を中心に、目と心身のリラックスに効果的な方法をご紹介してきました。
読者の皆さまからも、いつにも増してたくさんの反響をいただき、誠にありがとうございました。
今後もさらに、日常生活の中で目に効果的なリラックスメニューを紹介してほしい!…というリクエストもいただきました。
さっそく、リクエストにお応えしまして――
今回はリラックスシリーズ第3弾として、手軽にできて気持ちよく、目を”のびのび”させるとっておきの方法をお送りします。
お風呂で簡単【あった目まくら】
ここでご紹介するのは、簡単で、かつ普段の生活の中で実行できる方法です。
用意するものは、タオルが1枚。
それだけでOKです。
厚手のものより、粗品でもらうような薄いもののほうが、使いやすいと思います。
そのタオルを持って、お風呂に入ります。
疲労回復のためには、ぬるめのお湯にゆったりつかるのが効果的です。
38~40℃くらいに設定したお湯の中で、まずは目を閉じて、ゆったりしてみましょう。
さて、ここでタオルの出番です。
浴槽の縁に、お湯の中で良く温めたタオルを軽く絞り、たたんで置きます。
そこに、首の後ろのつけ根が当たるように、頭をのせます。
“首の後ろのつけ根”とは、具体的には、後頭部のふくらんだ部分のすぐ下にある、2ヶ所のくぼみ(親指で触っていくと、わかりやすいです)の部分で、通称「ぼんのくぼ」と呼ばれる部分です。
実は、この「ぼんのくぼ」の奥あたりには、視覚野(視覚情報を担う脳の部分)があります。
視神経の中枢とも言える場所です。
この方法で、そのあたり一体をじんわり温めると、疲れた目の奥が、「ふぁ~っ」と生き返りますよ。
名づけて【あった目まくら】。
タオルを浴槽の縁に当てて、首をゆっくり揺すってみてもいいでしょう。
ほどよく動かしてやることで、疲れて凝り固まった感じが、す~っと解けます。
ぜひ、試してみてください。