第109回眼 視力が憧れの職業へのカギ!?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2014.03.20
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公開Q&A(1):『視力が低いとキャビンアテンダントになれないってホント?』
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【ママ】
「それでは、お寄せいただいた質問の中から選んで、Q&Aにいきまますよ~。」
視力が低いとキャビンアテンダントになれないってホント?
「え、そうなの!?パイロットなら、聞いたことがあるけど…。」
【博士】
「視力が良いかどうかが関係する職業というのは、実はけっこうあります。
キャビンアテンダントのほかに、警察官、看護師、競馬騎手、消防士などもそうですよ。」
【ママ】
「へえ~、キャビンアテンダントに警察官、看護師、競馬騎手、消防士。
どれも子供の憧れの職業ばかりね。」
【博士】
「キャビンアテンダントは、一般的に、裸眼視力0.1以上、矯正視力1.0以上が求められます。
矯正視力といっても、メガネではなく、コンタクトレンズです。
安全上のマニュアルにより、機内ではメガネ禁止となっているそうです。」
【ママ】
「へえ~。
緊急着陸した際に、衝撃でメガネが落ちてしまったりすると、乗客の誘導ができなくなって大変だからってことかしら?」
【博士】
「そう。
メガネは時と場合によっては、危ないということです。
そもそも、緊急着陸、緊急着水をする場合は、乗客にもメガネを外してもらうらしいですからね。
外資系エアラインになると、たとえば、緊急時、コンタクトが外れてしまったとしても、お客様を無事に誘導できるくらいの視力の目安として、0.3以上の裸眼視力を求める会社もけっこうあるんですよ。」
【ママ】
「そうなんだー。
まあ、キャビンアテンダントって、『航空機の中で乗客の命を守る』という役割が最も大切なわけだから、その任務を果たすためには、厳しい基準が必要なのね。」
【博士】
「パイロットになると、もっと厳しく視力が制限されています。
視力だけではなく、目の屈折度数まで基準が定められているんですよ。」
- 日本国内の基準では、+-0.25D以内
- 事業用ヘリのパイロットは-4.0D以内
- 自家用ヘリのパイロットは、-5.0D以内
「Dというのは屈折度数の単位ですね。」
【ママ】
「数字の見方がよく分からないんですが、数字が小さいほど、基準が厳しいということですか?」
【博士】
「そうです、数字が大きいほど、近視の度合いが大きくなりますから、数字が小さいほど、基準は厳しくなります。
だから、自家用ヘリのパイロットは、一番基準が緩やかということになりますね。」
【ママ】
「いずれにしても、近視の人は、職業に制限がかけられるということよね~。」