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第42回眼 夏は目の用心!プールと目の関係

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目のバリアって?

目のバリア涙

ゴーグルを使うことのほかに、もう1つ有効な対策があります。
それは、体にもともと備わっている機能を活用する、というものです。
人間の体には、自浄作用や免疫機能があります。

それらがさまざまなトラブル要因から体を守るバリアの働きをしていることは、皆さんもご存じの通りだと思います。

目の場合、そのバリアにあたるのが”涙”です。
眼球の表面は、常に涙の薄い膜で覆われています。

目にゴミが入ったときなど、自然に涙があふれてきて、異物を外に出そうとしますよね。
そのほかにも、涙には感染を防ぐ働きや、傷の治癒を補助する働きがあるのです。

プールに入っても少々のことでは病気に感染しないのも、塩素のダメージをもろに受けずに済むのも、涙のバリア機能が働いてくれているおかげなのですね。

ですから、涙がきちんと機能するようにしておくことは、ゴーグルと同じくらい…
それ以上に大切なことなのです。

生活習慣がモノを言う

生活習慣

でも、涙がきちんと機能するようになんて、そんなの当たり前のことでしょ?
…と思った方、ちょっと待ってください。

近年、その“当たり前”の涙をからす大敵が現われているのです。

皆さんも耳にしたことがあると思いますが、「ドライアイ」などと呼ばれる症状が、それです。

スマホ・ゲーム・タブレット・パソコン・テレビなどのモニター機器に囲まれて暮らす現代人。

そんな私たちは、とても“凝視”をしやすい環境におかれている――
ということは、常々お伝えしている通りです。
凝視することでまばたきが減り、涙が少なくなって目が乾く、という現象が起こります。

本格的な「ドライアイ」の症状は、光を眩しく感じたり目に痛みを感じたり、目がゴロゴロしたり…といったものです。

が、モニター機器に長時間接したあとに、何となく目が乾燥するな、と感じたりすることがあれば「ドライアイ」予備軍といえるでしょう。

凝視することは近視を引き起こす一要因でもありますが、こんな弊害もあったのですね。
これを防ぐためにモノを言うのは、普段からの生活習慣です。

冒頭でご紹介した“ノーテレビ、ノーゲームデー”を実行してみたり、眼育総研がおすすめする目の休憩『ハーフタイム』を生活に取り入れたり、お子さんと一緒に、涙を涸らさないための工夫をしてみてくださいね。

まとめ

まとめ

“プール後洗眼”は、目に悪影響あり

プールではゴーグル使用が◎
⇒ただし、顔のサイズに合ったものをきちんと選ぶことが大事!

プールでの感染や、塩素による目のダメージを防ぐには、涙による自然治癒力で対処しよう!
⇒普段から、ドライアイなどを防ぐため“凝視”をしない生活習慣を

涙の機能と凝視をしないことの大切さがよくわかった!
もっと、目に良い生活習慣をアドバイスしてほしい…

「早期発見/早期対処」の機会を逃さないために…

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